各家庭に100Vきっちり届かないのはわかった。
じゃあ何で電圧に差がでるの?って思うよね。
思わないのは疑問の芽が育ってない証拠です。
偉い科学者になれませんよ。
それは電圧降下があるからなのです。
オームの法則知ってますか。
I=電流 単位:A(アンペア)
R=抵抗 単位:Ω(オーム)
V=電圧 単位:v(ボルト)
とすると
V=I×R
という式が成り立つというありがたい現象です。
つまり抵抗Rに電流I流せば電圧がVだけ低くなってしまうのです。
変電所から遠い家は通る電線が長いので抵抗Rが大きくなるし、
昼はエアコンがんがん使うので電流Iが大きくなる。
それでちょっとしか電圧が下がらないところもあれば大きく電圧降下してしまうところもあるよ、と。
はい、頭から煙を出しながらついてきてますか?
三国志で言うと遠征の険しさ(R)がひどくなるにつれて途中で死んでしまう兵士(V)が増える感じですね。
都から120万人の援軍を送っても現地に着くのは105万人みたいな。
進軍スピード(I)を遅くすれば死人は当然減りますが、そうすると作戦がおじゃんになるので何があっても進軍スピードは一定を保ちます。
険しい道をスピード出して進軍すれば負傷者がたくさんでる。
こういうことです。
ちなみに電流×電圧=電力であり、進軍スピード×兵士数=戦力と考えていただきたい。
無事目的地までたどり着いた援軍は戦力になり、進軍途中で力尽きた屍は畑の土になる。
これを踏まえて、
無事電化製品までたどり着いたら製品を動かすパワーになるが、電圧降下は何になるのか。
そういう質問があってもいいじゃない、人間だもの。
この世にはエネルギー保存則というのがありまして、
無からエネルギーは生まれないし、エネルギーは無に帰らないという
こう、真っ向からバトル漫画描写を否定する法則です。
坊や、手からエネルギー弾は飛ばないんだよ。
電圧降下は電力エネルギーではなく熱エネルギーになります。
だから電化製品やコードは熱くなるのです。
つまり熱になった分だけ電力は損なわれています。
電圧降下は電力ロスなのです。