仙台会場で、ポンポンを入れる袋を見て、「これ、どうするんだろう」 と いわんばかりに小首をかしげていたそこの貴方。
すごい使えますよ、これ。
ジバゴを見に行った時も、赤坂ACT周辺で結構な数の方がSV袋を吊り下げていて、「わかるわかる」と思って見ていた。
くたっとした布の質感といい、コンパクトなサイズ感といい、表にもっていっても恥ずかしくないデザインといい、使いやすい。
前にトップ監修グッズで同じ質感のA4サイズのエコバッグが発売されていたが、
あれよりも小ぶりで、出し入れしやすいから、オペラグラス、チケット、ハンカチ、飲み物などのすぐ取り出する小物を入れとくのに大活躍。
そしてポンポン。
これ、子供に大人気。
幼児小児が大の苦手の私、友人宅 with 初対面の女児 に招かれたとき、どうしたものかと思案したあげく、SVのDVDとポンポンを持参しました。
一応キャトルで購入した「宝塚の塗り絵」 と、バレエシューズ靴下ピンクも持参したのだが、女児・すみれちゃん(仮名)の反応は今一つ。
むしろ母の方が喜んでた。
が、ダンスが大好きだというすみれちゃんは、SV&ポンポンを見た途端大喜び。
客席降りに合わせて、ぶんぶんぶんとポンポンを振り回す。
二つあるポンポンの片割れを持ち、私も踊りまくる。
友人もエアポンポンで参戦。
それを背後からスマホで動画撮影する友人・夫。
SUPER VOYGERのナンバーが終わると、すみれちゃんはつぶらなお目目でこちらを見上げた。
「お姫さま見たい!!」
おおっ、そうか!!
「宝塚の映像見てても、やっぱり綺麗なドレスとかが好きみたい。
男役には全く無反応なんだよねー」
と友。
なるほど、そういうお年頃なんだね。
つかさがだいもんのブリドリで、宝塚のショーの娘役さんのシーンを見て 「子供の頃はここに交じりたい!って思ってた」と言ってたのを思い出す。
お姫様、お姫様・・・・・・・
うっ、このショー、全然ふりふりのドレスない。
真彩ちゃんもあんま出てこない。
希望の歌のマリンルックの可愛さは、まだすみれちゃんはわからなかったようで。
あーさのたこ足ドレスは言わずもがな。
早送りしながら必死で探し、キラキラのドレス…・・
あった!
コールポーターのビギンザビギンの真彩ちゃんを見せたところ、
お気に召さなかったようで。
「それ、お姫様じゃなくて、美川憲一・・」
後ろからぼそっと呟く友人・夫。
いろいろシーンを見せたがことごとく空振りに終わり、すみれちゃんの集中力が切れ始めたかと思ったところ、
食いついたのは、デュエダンシーン。
真彩ちゃんが水色のドレスの裾を持ち、1,2、3回、とターンして、だいもんをお迎えするシーン。
すみれちゃんは、友人が買い与えたアナと女王の子供用ブルードレスを着用、お気に入りの揺れるイヤリングをつけ、お気に入りの花柄の靴をはかせてもらうと、
きーちゃんの真似をしてドレスの裾をもち、1、2、3回、とターン!!
スカートさばき、よし!!
この子、すごい才能???
おまけに、「あーあーあーー」 という影ソロまであっという間にマスター。
何回も何回もリピートしてドレス姿でくるくる回るすみれちゃんの姿を見て、後方からも何やら鼻歌が・・・
「んーーーんーーーんーーー」 (by 友人・夫)
さすが稀代のメロディーメーカー・ベートー勉先生。(原曲:ベートーベン「悲愴」)
そしてフィナーレのSVでさらにフィーバーしてポンポンをぶん回すすみれちゃんを目にして、ポンポンはお土産に置いていくことにしました。
今公演でボイジャーという通貨を手にした私は、SV貯金という手法をあみ出した。
例えば
・気を許した下級生には暴君になるだいもん → 真彩ちゃんぼこぼこ
・「違った手法で」 と言う真彩ちゃん → だいもんの真顔のなんとも言えない間 → 笑い転げる組子たち とか、
・「まだウェインツはその手法をもってないから」 とだいもんにまた引用されて、困った顔してゆらゆらと体を揺らすまあやちゃん
等々に遭遇するたび
「うっ、だいきほ最高、1000ボイジャー!!」
「げっ、真彩ちゃんかわいい、500ボイジャー!!」
「えっ、翔ちゃんと山田孝之が対談?? 3000ボイジャー!!!」
と、トップさん炭酸煎餅のカンカンお賽銭箱代わりに勝手に投げ銭していたら、
この3か月ぐらいで、1万ボイジャー超えてました。
(1SV= 1円 換算)
これ、瞬く間に貯金ができる推し貯金としてすごいおすすめ。
最初は50、100ボイジャーぐらいだったのが、だんだん投げ込むのが札になってきたよね・・。
(あまりによかった公演の半券もボイジャー貯金箱に入ってます。)
ネットで拝見すると、ポンポンをリメイクしてキーホルダーにしてる方もいてとてもかわいかった。
楽しかったもんね、連れてあるきたいよね・・。
サンテグラスのデコレーションとい、ファンの公演を楽しもうとする力がほんとに好き。
SVは終わったが、今日も日本のどこかで、誰かがDVDを見ながらポンポンをふりふりしていることでしょう。
そしてカンカンの資金を手に、私はまた旅に出るのだ。
この瞬間のーたーめにー 私たちもー生きているーーーー