苗広げについて | 宇佐本百姓の作業日記

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どーも、稲作ですビックリマーク

 

今日は、朝、苗に水やりをして、Aさんに、種まきと苗広げの片付けをしてもらって

 

製粉所に出来上がった小麦粉を取りに行きました。

 

その後、苗の水やりを再びしました。

 

水がちゃんとかかっていないところがあり、じょうろで水やりしましたが、

 

水がかかっていない箇所が多すぎるので、この方法はよくなかったです。

 

その後、ホースの水が出る穴が詰まっているかもしれないので、

 

ホースの中にスポンジを入れて水で流しました。

 

それでも水がかかっていないところがあるので、苗をもう一度踏みました。

 

苗を踏んでいいのは、芽が出る前までなので今日まででした。

 

 

今年の苗広げのことについて書こうとおもいました。

 

昨日と一昨日の2日で終わらせることができました。

 

まずは、苗を置く場所の基準になるロープを張ります。

 

一列目は、端の畦から、30センチ(苗箱の縦幅)あけて、ラブシートをかぶせられるように、

 

苗箱を置くスペースより少し広めにあけます。

 

2列目は60センチ(苗箱の横幅)あけます。

 

3列目以降は、台車を使って苗を運んだので、台車が通りやすいように、90センチ間隔をあけました。

 

風で紐が揺れてしまうので、途中にも紐を固定するために、3,4本棒を刺します。

 

途中に刺す棒も苗箱を置いて間隔を確かめます。

 

最後に端から見て、ロープが曲がっていないか確認します。

 

次に根切りシートを敷きます。

 

田植えの時に苗取りを楽にするためのシートです。

 

赤いピンを3歩ごとくらいに刺していきます。

 

古い根切りシートは縮んでいるので、しっかり引っ張ってピンをさすのが大事です。

 

苗を広げるところがデコボコしていたら、トンボや平らにするためのローラーなどで地面を平らにします。

 

これで準備ができたので、苗を並べていきます。

 






1列目、2列目は道路からバケツリレー式に手渡しで運び、並べていきました。

 

並べながら、苗の上に板を敷き、地面にしっかりくっつけるために踏みます。

 

地面に苗箱がついていないと、根がしっかり張れなかったり、水やりが均一にできなかったりします。

 

そして、板で苗を踏んだ後は、苗箱が重なっていないか確認してから、次の苗を受け取るようにします。

 

 

そしてまっすぐに並べることも大切なので、手元だけではなく、ロープを固定している棒など

 

先の方を見ておくと良かったです。

 

人手が余っていれば、苗を並べながらラブシートをかぶせて赤いピンでとめていきます。

 

根切りシートを留めていたピンを抜いてラブシートに刺していきます。

 

ラブシートは風で飛びやすいので、間にもピンを一つずつさしておくとよさそうです。

 

風が強い時は、ラブシートを掛ける人2人、ピンで留める人2人の4人でやった方が良かったです。

 







3列目からは、台車に苗をのせて並べていきます。

 

苗田が乾いていなかった去年は、台車が使えず、道路から手渡しで、発泡スチロールの橋を並べた苗箱の上において足場にしていました。

 

今年は台車が使えてとても楽になりました。

 

1列並べ終えたら、ラブシートを掛けて、次の場所にロープを張ります。

 

田んぼの奥の方は乾いていなくて整地できなかったため、苗は並べず、10列になりました。



 

苗広げが終わったら、水やりのホースを設置します。

 

ホースには裏表があり、穴が開いている方を上に向ける必要があります。

 

 

次に今日やったホースの掃除のことも書いておこうと思います。

 

 

ホースの水の出が悪い時は、ホースに開いている小さい水が出る穴が、土などで塞がっていることがあるので、

 

スポンジをホースの中に入れ、エンジン式の水中ポンプを使って、スポンジを流します。

 



一本ずつ水を流したいので、他のところはクリップで留めました。

 

水圧がかなり強いのでクリップ二個使い、水中ポンプのアクセルもあまり上げませんでした。

 

ホースねじれを直し、まっすぐにして、水の通りがよくし、洗うホースの反対側はクリップを外しておきます。

 



水を流すとスポンジが反対側から出てきて、ホースを掃除することができます。