しあわせ米の作り方ではなくて、ちょっと感動した話 | 宇佐本百姓の作業日記

宇佐本百姓の作業日記

令和4年産「しあわせ米」注文受付中!

今日は、前回の続きではなくて、

ちょっと話をそれて

ちょっと感動した話


しあわせ米はブランド名であって

実際の品種は

ヒノヒカリひとめぼれ

作ってる生産者も宇佐本百姓を含めて12戸


ヒノヒカリとひとめぼれと言っても

ひとめぼれを作っているのは宇佐本百姓のみ

それも宇佐本百姓の圃場の3分の1のみ

なのであまり、数はありません


うちは、面積も広く受託も多いので

刈りこなす事が出来ないので、

繁忙期をずらすためと

ヒノヒカリとひとめぼれは栽培の生育の特徴が全く違うので

今年のような気候不順や台風の被害を回避するために

2種類植えています


大きい声では言えませんが
ひとめぼれの方が収穫が早いので、早くお金になるっていうのもあります


それで、本題

ところがこのひとめぼれに問題が

ひとめぼれの食味

宇佐市のお米コンテストで食味計での結果は

昨年1位、今年は10位

おいしいお米のはず



何度か
「おいしくない」ってクレームが

今年も早々、新米をお届けしたら

「古米かとおもった、パサパサしておいしくない」

そういえば、昨年のお米コンテストで食味計1位に関わらず

上位5名の決勝審査で、炊飯器で炊いたお米を会場の皆さんに食べてもらった

結果、あまりおいしくないと言うことで5位に



でも、自分はひとめぼれも好きなんですけど

なぜだ


コンバインと乾燥機が大きくなったので、

繁忙期をずらす必要もなくなりつつあるので

来年はもうひとめぼれの作付けをやめるつもりでいました

でも、品種によってそれぞれの良さがあるはず

クレームのあった米を食べてみようって事で

食べてみました




結果

凄く美味しいじゃないですか


いや、でもわかります

ヒノヒカリは、噛めば噛むほど甘くなり、後味が凄く美味しいです

逆にひとめぼれは、口に入れた瞬間の香りと甘みが抜群で、でも後味は

あっさりしてます


自分も、ササニシキはあまり好きではないです、

あっさりしすぎているので

でもササニシキが良くて、ヒノヒカリが嫌いって人も

去年のオーガニックEXPOで多くいらしゃいました


昨日までヒノヒカリを食べていて、今日ひとめぼれを食べたら

その後味にがっかりするのもわかるような気がします

こちらの説明不足です


これからは、品種の説明もしっかりしていかないといけないと

反省です、お米の食味チャート図みたいなのを作った方が良さそうです


でも、この味なら、自信を持って販売出来ます


そして、もう一つ嬉しいニュースが

このひとめぼれ

有機JAS認証を取っているのですが、

今日の米穀検査で一等米でした


そしてそして、有機JAS認証一等米だと

大分県の世界農業遺産のブランド米の申請の条件を満たします

早速、明日申請を行ってきます


世界農業遺産ブランドのしあわせ米が誕生するかもしれません


ブランド申請のため、JAS認証のしあわせ米はまだ販売せずに残しています

その暁には、是非、お求め下さい


あっ、まだ認証された訳ではないので、内密に