土づくりの実際の作業は
作業体系の見直しから始まります
ロータリーで土を耕す、とします
・それは何のためにするの?
・そうするとどうなるの?
・その方法で、その機械で良いの?
一つ一つ考えます
例えば、ロータリー耕ってのは
・作付を急ぐ場合には、耕起・砕土・整地がいっぺんに出来るので、有効
・肥料を撹拌して土に混和できる、ただし雑草の種も撹拌、草が出来やすい
・硬盤が作られやすい
・土が単純構造になりやす
って事です、これをみれば、肥料を使わないなら、ロータリーってのは不向き
おまけに草が出来やすいなら、農薬不使用にも不向き
「何かを使わない」って事は作業機械も一緒に考えないといけないって思います
それも自分にあった、作付の広さによって考える
ウチでは、10haですので、
やりたい事を踏まえて、10haに対応した機械を使う
では、実際の作業です。
まず、フレールモアで稲わらの裁断
根張りの邪魔になる、藁を裁断して
早く土にかえるようにしてます
稲わらが残ると、ガスの発生
分解に窒素が取られる
根が健全に育つのを邪魔します
次は
稲刈りから一月おいて
スタブルカルチによる深耕
作業時間も、ロータリー耕が2時間かかる所を40~50分
燃料も半分以下
これは、あくまで10ha規模の作業です
もっと小さい面積なら
フレールモアの代わりにウィングモアや草刈り機
またはロータリーによる表面だけの耕起
スタブルカルチの代わりに、
青森の木村さん方式、ロータリーの刃を間引いての粗起し
大事なのは、「なにをやってるか」を
自分の規模に合わせて「スケールのあった機械」を使う
では、続きます。