播種床 | 宇佐本百姓の作業日記

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大豆が終わって

大忙し

また雨が降りそうだし

タイトなスケジュールで

麦を蒔かないと


それで

ハシュドコ


こちらでは

播種床って概念があまりないんです。


播種床=ロータリー耕と同時播種

ロータリーで土クレを細かくして

ロータリーで仕上げながら同時に播種



でもこれだと、ロータリー耕のスピードでしか蒔けない

おまけに圃場が乾いてなければ蒔けない

さらに長いのロータリーでは、タイヤ幅の関係で間隔取りが難しい



もう一つ


チンアツ


ロータリー耕なので鎮圧って概念もない

ロータリー耕直後のフカフカの土に即座に播種



ようは


種を撒くには播種機が圃場を走れば良い

そのためには

トラクタのワダチがそんなに残らないように

ちゃんと鎮圧された播種床があればいい

播種床だけ先に作ってしまえばいい



今回の東北視察で


宮城で麦大豆を100haほど作っている高橋さんを訪ねてきました

100ha

超大型だからウチでは無理ではなく

ウチに合わせてスケールダウンすればいい



そのやり方がいかに素早く播種床を作るか



そのスケールダウンしたやり方がこちら


ハーフソイラで硬盤破壊



スタブルカルチで24cmの深耕

(この順番はハーフソイラが後の方が
ソイラの溝をスタブルで埋めてしまいそうだけど
スタブルで上がってきた粘土でまともにソイラをかけれないかも
って思ったからで、思ったほど粘土が上がってこなかったので
スタブルでソイラの方がよさソイラ)




そのあと

バーチカルハロー

こんなきれいな播種床ができました

(本当は初バーチなのでもう少し微調整が必要だったかも)


これで、播種機で

スピードの限界で駆け抜けるだけ




こんな機械がなくても

さらにスケールダウンして

弾丸引いて、表層だけロータリーを素早くかけ、先に麦踏機で鎮圧して

播種機で駆け抜ける

これが一般的かも



教訓なんのために、なんでその作業をしているのか

今までの慣行のやり方はすべて見直す

もっと効率よく生産性の良いやり方がある



って事ですね



このやり方、TAKAHASHI方式って名づけようかしら(冗談です)