皆さん、毎日の睡眠時間は確保できていますか。

私が体験した「世にも怖ろしい睡眠不足物語」について、書いてみます。

 

毎日の歯科診療は、午後6時に終わるのですが、

夜は会議に出席することが多く、終わると夜9時過ぎです。

 

帰宅すると夕食、談話、入浴など、あっという間に夜11時になります。

それからブログを書いていますが、約2時間を要する毎日です。

 

2カ月間に渡り、毎晩1時過ぎにやっとシステム終了する日が続きました。

すると、どうでしょう。心身機能に大きな障害をもたらしました。

 

科学的根拠に基づいて、私が経験した「睡眠不足が認知機能に及ぼす影響」

について、5項目に分けて述べてみたいと思います。

 

1. 注意力と作業効率の低下

 睡眠不足が持続すると、注意力や作業効率が低下します。

 

2. 学習と記憶の悪化

 睡眠不足が持続すると、情報処理・長期記憶・学習能力が低下します。

 

3. 問題解決能力の低下

 睡眠不足が持続すると、問題解決能力や判断力が低下します。

 

4. 情緒の不安定化

 睡眠不足が持続すると、ストレス・不安感が増加します。

 

5. 脳機能の変化

 睡眠不足が持続すると、

 脳内の神経伝達物質やシナプス機能に影響し脳の活動が低下します。

 これにより、認知機能が低下します。

 

どうですか、怖いですね。2カ月連続で、夜遅くにブログを毎日書き続け

午前1〜2時過ぎに就寝した私は、認知機能が著しく低下しました。

 

眠気をコントロールするために、カフェインを多量に摂取し、

気合いを入れて、診療に従事したつもりでおりました。

 

認知機能低下は、思わぬ場面で、自分の発する言葉で大きな問題を起こし、

取り返しの付かない大ごとになりました。

 

それでも睡眠不足が続いていたため、自分ではどうしたら良いか分からない

ほどに、精神が疲れてしまいました。

 

すなわち、残業時間が多いと、睡眠時間が減少し、認知機能が低下します。

働き方により、自殺に追い込んでしまう機序を、身を持って経験しました。

 

2カ月間、緊張の糸をピーンと張って、夜遅くにブログを書いてきましたが

昨晩は、その糸がプチンと切れて、夜9時に思考停止に至りました。

 

ダメだ、と感じた私は、すべてを手放して、夜9時過ぎに就寝しました。

それから、朝6時過ぎまで、約9時間も睡眠してしまいました。(笑)

 

すると、どうでしょう。

今日は、朝からニコニコ笑顔で、元気が戻って参りました。

 

スタッフには、朝礼でその事実を伝えて「睡眠の重要性」を語りました。

スタッフからは「睡眠したら別人になってスピードが速い」と評判です。

 

今日から、夜早めに寝るようにします。

睡眠は、無料でできる一番の健康法です。

 

well-being !!

 

歯学博士 千葉雅之

http://iwate-chiba.com/