卒業式に参加できなかった息子の為に、
先生方は、たった一人だけなのに、小さな卒業式を校長室で行ってくれました。
先生方はスーツのまま待っていてくれて、
校舎に入る時には、受付にほぼ全員の方が迎えに出てくれました。
でも、息子にはそれらが返ってとても辛いものになってしまいました(_ _。)
自分はこんな卒業式に出たかったんじゃない。
みんなと一緒に式に出たかった。
その気持ちが分かるだけに、校長室にいる間、悔し泣きをする息子になにも言えませんでした。
私としたら、迎えてくれた先生方に感謝の気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいでした。
息子一人の為に、こんなにまでしてくれる学校にとてもありがたいしとても申し訳ないと思いました。
息子に、ここまでしてもらえるってことはね、すごい事なんだよ、と伝えたいのに、
終わったところでむっつり顔でさっさと校長室を出てしまった息子には今は届かないかも、と感じました。
それでも、卒業証書をいただき、
最後の礼までその場にいたことを褒めなければいけないかもしれません。
うつむいて涙をこらえる息子を見て、担任の先生も泣いていました。
あとで卒業式の時の写真を見たのですが、クラスメイト達に囲まれて写っている先生は笑顔でした。
そう、卒業式はこうじゃなくちゃいけない。
先生を泣かせてしまった。
笑顔で一緒に写真を撮ってもらいたかった。
息子は写真を撮ることを拒みました。
息子の卒業式の写真は一枚もありません。
それでも私は今日も明日も笑顔で過ごす。
息子も笑顔で過ごす。
きっと先生も笑ってる。
心の内はそれぞれにしまっておけばいい。
息子は卒業しました。