No.3ー23 運命の出会いと突然の閉鎖勧告
困難を極めた転職活動を経て、神戸に立ち上げたばかりのとある会社に就職。
「神戸で編集」という長きに渡る願望を叶えることになりました。
女性起業家を取り上げた、まだまだ軸のない28ページの自社媒体をひとりで作る、というあり得ない日々を4ヶ月ほど過ごし、ちょっとおかしくなっていたころ…またもや運命的な出会いを果たすのです。
編集長として新たに入ってきた、あり得ないくらい仕事のできそうなひと。前と同じく、私より7歳年上の、これまた女性。
以前の出会いで、文章の、言葉の基礎を叩き込まれた私は、このひととの出会いで、より洗練されたハイレベルなところに引き上げてもらうことになるのです。
スタッフの増加に伴い、取材&ライティングに専念できるようになった私は、凝縮した言葉だけを綴ることができるようになり、文章スキルがより磨かれていきました。
それを見てこの人は、いつも限りなく褒めてくれました。というか…褒めちぎってくれたのです(笑)。こちらが恥ずかしくなってしまうほど。
このころの私は、自分の書く文章にそこそこの自信は持っていたのですが、その意識を超える高い自信を持つよう叩き込まれました。
そのころからでしょうか。
取材先の方々からの喜びやお褒めの声が徐々に増えはじめ、夢は鮮明に、自信は確固たるものへと姿を変えていきました。
取材先の方から、個人的に仕事を頼まれることもありましたが、あくまで副業的な感じの意識しかなかった。
独立やフリーへの転向なんて、考えたこともありませんでした。この会社でずっとやっていきたい、それが私の一番の望みだったから。
そんな私の意識を変えたのは、忘れもしないGW明け。突然告げられた、編集部閉鎖の勧告、によってでした。
降って湧いたような話しでかなり動揺したものの、選択の余地はなく、勧告から1週間後、入社僅か7ヶ月で会社を去ることになったのです。
あまりに突然のことで、退職後もなかなか気持ちの整理はきませんでした。
なんとかフリーとして活動していくことを決めたものの、心には、どうしても埋まらない小さな穴があった。
辻褄合わせに仕事をしてるだけのような気がして…
こんなの、何かが絶対的に違う、ってそう思ってました。