No.3-20 徹底的に好きなことは、自分を裏切らない | 脱皮の時 ~スタートラインに祝福を!~

No.3-20 徹底的に好きなことは、自分を裏切らない

私を雇ってほしい、そう言ってくれたそのひとの、その言葉以上の情熱を私に注いでくれるそのひとの、まっすぐな想いを、裏切ることのない自分になりたい。そしていつか、このひとのような言葉を紡げるひとになりたい。


その想いが、私の「書く」ことへの取り組み方を、180度変えていきました。


そのひとが放つ言葉のひとつひとつを、一言一句聞き漏らすことがないように、しっかりと自分のなかに落とし込んでいきました。


今まで以上に、言葉に忠実に、真摯に向き合っていくようにしました。数年に渡って、そうやって意識を高めてきた結果、文章スキルはみるみる上達し、見違えるほどしっかりとした世界観を表現できるようになっていたのです。


今のベースは、このときに確立されました。


私は、もともと「書く」才能があったわけではありません。今でも、自分に特別な才能がある、とは思っていません。若かりしころのように、無駄に自信を持つことも、現実を知った今はもうできないので(笑)。


かといって、物凄い努力をした、わけでもありません。


ただ、書くことが、言葉遊びが、好きだった。何よりも、どんなことよりも。


人は、好きだと思うものを、大切にしたい、と思います。


そしたら、そのためにどうすればいいかを、考えます。何より、好きなもの、大切にしたいと思うものには、真摯に向き合う。でもそれは、きっと、意図してやっていることではない、と思います。だから、努力でもない。たとえ、周りからそう見えていたとしても。好きだから、大切にしたいと思うから、無意識に敏感になっていくだけのこと、です。


そうやって、どこまでも、徹底的に好きになったことは、自分を裏切らない。


私は、なんとなくだけど、ずっとそう思ってきました。


だから、私は今、自分の書く文章に、揺るぎのない自信を持つことができる。自分の選んだ「書く」ということを、嫌になるくらい好きになったから。


それが、初めて持てた根拠、かもしれない。