No.3-19 現在の私をつくった、運命の出会い
社長夫婦をはじめ、本当に素敵な上司が多いなか、私に最も多大な影響を与えたひとが、います。
私の採用を悩んでいたらしい社長に、「自分が責任を負うからこの子を雇ってほしい」、そう直談判したひと。7歳上の元コピーライターであるこの女性との出会いは、まさに運命、だった。私は、今でもそう思っています。
ただ、未だに、なぜそこまで想ってくれたのかは…大きな謎に包まれてますが(笑)。
でも、言葉の通り、その人は責任を持って、私を指導してくれました。
今でも名残はあるのですが、我流で書いてきた私の文章は、感覚的な表現が多いのですが、当時は、今じゃ考えられないくらいひどく(笑)。
全体の文章の流れからまったく落ちてないキャッチコピーを立てたり、ひとつひとつの文章の落としどころがなかったり、響きや感覚だけで連ねた言葉は、文章としてまったく成立していませんでした。
そんな私に、文章の組み立て方、キャッチの立て方、何より、言葉の扱い方、文章というものの何たるか、を基礎の基礎から、丁寧に、わかりやすく、ときに厳しく、叩き込んでくれたひとです。
この出会いは、私に、自分の文章が自信を持てるレベルではないことを、嫌というほど知らしめました。でも、そこには、屈辱感も、悔しさも、なかった。超負けず嫌いなはずの私が、不思議なくらい、何くそ!って、思わなかったのです。
それは、このひとを、無条件に尊敬していたから。
ただただ、このひとに認められる文章を書けるひとになりたい、そう思ったから。
何が何でも認めさせてやろう! じゃなく、なんとかして追いつきたかった。同じ場所からものを見れる自分になりたかった、のだと思います。
私が持つ感性を認め、それをより活かすための大きな可能性を、底の底から根こそぎ引っぱり出してくれた、このひととの出会いは、絶対的な事実として、私を変えました。というより、私の人生そのものを、大きく変えたのです。
この人に出会っていなければ、今の私は存在しない。絶対に。そう、断言できる。