No.3-18 そんなに頑張らなくていい
ちゃんとやりこなしていきたい、という想いとは裏腹に、思うようにできない自分。そして、痛いほど思い知らされた、自分の文章の稚拙さ。たまっていくジレンマとフラストレーション。そこに支配されコントロールできなくなった自分自身。
情けない、と思う以上に、悔しかった。
自分を責めながら、よくわからないままにやみくもに頑張り続ける毎日。
でもある日、そんなすべてを打ち壊す出来事がありました。
仕事中に、社長(女性)から、初めてランチに誘われたのです。きっと、気づいていたのでしょうね。私のどんよりした空気に(笑)。
最初は他愛もない話しをしながら食事をしていたのですが…とても心配そうな、でもあったかい笑顔で言われた「大丈夫?」に、箍がはずれてしまったのです。吐き出せずにいた感情が一気に溢れ出し…結果、大号泣(笑)。
もっともっと仕事がしたいのに。ずっとずっといい仕事をしたいと思っているのに。周りに置いてかれないように頑張らなきゃって思うのに。
それが思うようにできない自分が不甲斐なくて、悔しくて…って、そんなことを、一気にまくしたてた記憶があります。
社長は、柔らかな笑顔で、ときに目を赤くして、ひどく優しい佇まいで、ただ静かに聞いてくれました。
そしてその日の仕事帰り、社長夫婦と立ち寄った深夜のファミレスで、無意味に背負っていた重荷を、私は初めて下ろすことができたのです。
「そんなに頑張らなくていいんだよ」。
この一言は、あのときの私を、救ってくれました。
もっともっと頑張らなきゃいけない、って思ってた私の心を。このときのことがなかったら、あそこで頑張り続けることができなかった、きっと。
この日を境に、自分の弱さを、きちんと認められるようになり、何かが大きく変わりました。
少しずつ、焦ることなく、ゆっくり強くなっていければいい、と。自分のなかのもやもやが吹っ切れてから、純粋に、心から、仕事を楽しめるようになりました。
相変わらず、毎日が限界超えの状連続、ではあったけれど。