No.3-15 教わる意識を持ち、実践を通して、仕事は学べ | 脱皮の時 ~スタートラインに祝福を!~

No.3-15 教わる意識を持ち、実践を通して、仕事は学べ

私を拾ってくれたのは、最初の会社より規模も大きく、抱えている仕事レベルもうんと高い、大阪市内のとある編集プロダクション。


ここも、面接を終えた帰り道には、心のなかに確信が芽生えていました。


「大丈夫」。


それは、家に着くころには、もう揺るぎないものになり…結果を聞く前からテンション上がってました(笑)。


採用の連絡を受け、伝えられた日時に初出勤。


朝礼等がある会社ではなかったし、出勤時間がばらばらだったため、そのときそこにいたスタッフの人たちへの紹介だけすませると……即仕事。「えっ…もう終わり!?」ってくらい、あっさり、さっぱり、してました。


とにかく忙しい事務所だったので仕方ないと言えば仕方ないんだけれど……


通常、入社当初に行なわれるであろう、社内の案内や仕事の説明といった事務的な報告も一切なく。社長から「○○に付いて、彼女の仕事手伝って」と言われ、あとは放置。


先輩スタッフから「ちょっと待っててくれる?」と言われ、机に座って、ただ待つ。そして、仕事内容の説明を聞き、言われた仕事をこなしていく。


本格的な編集の仕事は初めてに近かった私は、中途半端にできるけど、大事なことを意外と知らなかったりする、というややこしい新入社員だったのですが…


仕事を教えてくれる人は……どこにも、いない。もちろん、聞けば、みんな親身に色々教えてはくれました。でも、聞かない限り、教えてはくれない。誰も、何も。


すべてが実践。言葉で教えるより、仕事そのものをこなしていくなかで、わからないことをその時々で聞きながら、学んでいく。


それが、この会社のスタンス、でした。


初めての会社。初めてに近い仕事。


期待と同じくらいの緊張のなかで、何がなんだかわからないまま一日を終えた記憶だけが、残っています。帰りの道中、行きの電車で抱いていたきらきらした期待が、少ししぼんでいるのを感じました。


あのなかで、本当に自分はやっていけるんだろうか?