No.3-10 諦められない=諦める必要のないこと
卒業後も、定期的に大学から求人案内の連絡をもらっていました。ただ、何件紹介されてもまったくもって感覚に触れず…。
あまりに申し訳ないので、「もう大丈夫ですから」と今後の連絡を断り、個人での就職活動に専念。求人を探し、履歴書を送ると……書類で落とされる(笑)。この連続。母体がない分、学生時代より困難を極めていました。
そんななか、大阪のとある小さな編集プロダクションの求人を発見!
連絡をしたところ、面接にくるよう言われ、小躍りしながら向かったところ…実際に仕事をしてもらうにしても書く経験を積まなきゃ難しいから、その勉強をうちでやらないか、と。
いくらか拍子抜けはしたものの、当時の私は、なんでもいいから、この業界に入るきっかけがほしかったので、何も考えず即決。同じように応募してきていたのであろう数人と月に数回、色んなところへ行って紀行文的なものを書いたり、出されたテーマに沿った原稿を書いたり、そんなことをしていました。
でもあるとき、ふと、思ったのです。
「なんのためにこれをやってるんだろう?」
「これをやり続けて、その先に何があるんだろう?」
自分自身にとっての意味を、直接的にも、間接的にも、感じることができず。そこで色んなことをやればやるほど、自分の「やりたいこと」から遠ざかっているような気がして。わずか2ヶ月ほどで脱会(?)。
この事実に、親からは呆れ声。約束の半年を迎え、かかる親からの再びの圧力。
それを、素知らぬ顔でやり過ごしながらも、心のなかに芽生え始めた「無理なのかな…」という気持ち。少しずつ焦りが出始め、じわじわと“諦め”という言葉が、頭をちらつくようになっていきました。
それでも、哀しいかな、諦められない。どうやっても、どんなに「無理だ」と言い聞かせようとしたとしても。
そして、出た結論。
『諦められないことは、諦める必要がないこと』。しいては、諦めてはならぬこと。