No.2-17 たくさんの出会いをもらった時間だった | 脱皮の時 ~スタートラインに祝福を!~

No.2-17 たくさんの出会いをもらった時間だった

出版の仕事、営業の仕事と、駆け抜けてきたこの時間。それは、彼女にとって、どんな意味を持つのだろう?



「すべてが今に通じてる。必要な経緯だった。振り返ってみたら、そう思えます」。



取材で出会った多くの経営者は、今も付き合いが続いている。話を聞くことがなければ、経営を身近に感じることはなかった、かもしれない。神戸で開業することにはならなかった、かもしれない。営業の経験は、もちろん、これからの自分を支えていくだろう。



「独立してみたら、会社や経営者の重みが少し分かった気がしてます。必死の想いがまるで違うんだと」。



社員のときの口癖は、「どうしましょうか?」。最終判断はゆだねる、ことができた。今は、自分が判断するしかない。その重さは、独立して初めて知ったことのひとつ、だ。



「レストランメニューのデザインを受けたとき、なかなかオーナーに提出できなかった。自分でOKって自信持つのって、こんなに大変なんだと、そのとき思った」。



会社にいれば、側にいる人に、「どう?」と聞ける。「いいんじゃない!」と言ってもらえる。今までは何気なく感じていたやり取りが、ない! 自分で判断するしかない。自分で自分にOKを出すのは、意外と難しい。 独立するとはそういうことだった。



「会社にいたときは感情的だったけど、社長の気持ち、あの頃の社長の気持ちが今は分かるようになったかも。感謝・・・かな(笑)」。