No.2-11 目の前のことを楽しむ中で広がっていった【出来ること】
働き詰めに働いた数年間。そのなかでも、彼女は新たな世界への扉を開いていた。
「バーの仕事をするなかで、メニューやPOPを作成。そのために、写真を撮ったりイラストレーターやフォトショップを触り始めました。写真は旅をしているときから撮ってはいたんですが、英会話講師時代のサマーキャンプで子どもたちをいっぱい撮るために一眼レフを購入。そこから色々撮り始め、友だちのバースデーカードを作ってあげたりしてるうちに、写真の加工の面白さを知りました」。
もともとセンスも良かったのだろう。デザインや写真の面白さを知った彼女は、その後、仕事をやめた数ヶ月間の間に、我流で様々な技術や知識を習得していった。
「仕事を辞めた後、知り合いからメニューのデザインを頼まれて作ったりしているうちに、少しづつ、出来ることも増えていった気がします。でも、全部が流れ。やろうと思ったというよりは、時間の経緯の中で、楽しくてはまっていった、という感じでした」。
ときを同じくして、現在の仕事の主軸となる事業での経験を積むこととなる。
「バーを辞める少し前からバリに行き始めたんですが、そのバリで知り合いのレストランを、また姫路のカフェでも、立ち上げを手伝いました。デザインとかメニュー作成、写真撮影、店内の動線、ディレクション、コスト管理など…お店の立ち上げはホントに楽しかった」。
店内のすべてに目を凝らし、販促ツールや事務的なことまでディレクションしていくのは、誰にでも簡単にできることではないはずだ。あれこれ考えて工夫することを楽しめる彼女だからこそ、何かするたびに出来ることが増え、結果仕事の幅が広がっていったに違いない。