No.2-6 海外生活で感じた、日本人であることの誇り
2度目の海外(1度目は高校の留学制度で、夏休みの1ヶ月間をカナダで過ごしている)で選んだオーストラリアのパースという街は、とても住みやすいところだった。しかし、3~4ヶ月後にはその街を後にする。
「オーストラリアに着いてすぐに購入した車で、オーストラリア大陸を3~4ヶ月間ラウンド(住みながら、バイトしながら、移動していく)して…最後に訪れたのがメルボルン。その後、ヨーロッパに渡る予定だったのでお金を貯めなきゃいけなくて、アパートを借りて住んで、日本食のレストランとかカフェで4~5ヶ月間ほど働きました。でも、週末は学校に行ってホスピタリティの勉強をしたり、講義を受けたり…普通に生活してましたね」。
その国の文化に触れ、それを受け入れ、自分も受け入れられるように…その想いで海を渡って数ヶ月、実際に生活してみて、肌身を通して感じたものは何だったのだろう。
「そこで生活してる自分は、すごくしっくりきたの。でも、1年ほど住んでてすごい楽しいし面白いけど、ふと気づくのは「やっぱり、自分は日本人なんだな」ってこと。いいことも悪いことも含めて、自分が日本人であることを自覚もできるし誇りも持てた。あ~日本人でよかった! って」。
海外へ出た人たちから、よく聞く言葉ーー日本人でよかった。。彼女はよく「色んなことを知ることができるから、海外には絶対行った方がいい」と、言う。それはきっと、その国の文化や慣習に触れることはもちろん、外に出ることで日本の良さや日本人であれる喜びを感じることができるから。そして、その意味の大きさを、自らの体験で感じたから、なのかもしれない。
ところで、日本を離れるときから決めていた、オーストラリアからヨーロッパへの渡航には、ある約束の存在があったのだ、という。
「大学在学時にアルバイトをしていた外国人バーで、一人の女の子と出会い仲良くなって…同時期にワーカーホリックで海外へ行くことになってたから、「じゃあ、1年後のいついつに、どこどこの空港で待ち合わせしよう!」って。その約束のために、オーストラリアからヨーロッパへ向かおうと思ったんです」。