No.1-9 減額融資でも、サロンという器は必要だった
Q.ところで、開業資金などはどうされたんですか?
手元にあったのをかき集めて、家族にも頼んで、国金(国民生活金融公庫)から融資を受けました。
Q.足りない資金=国金から融資を受ける、すぐに繋がりましたか?
行政がやってる起業支援・・・相談できるところがあるってAkemiさんに聞いて、まずはそこにいったんです。(※(財)ひょうご産業活性化センター)
そこで国金のことを知りました。融資を受けるにはどうしたらいいとか、事業計画書の書き方マニュアルとか、そういったことを聞きました。
実はそのときは、「なんでこんな場所を教えられたんだろう?」って思ったんですよ。でも、今思えば「こういうものもあるから活用した方はいいよ」ってことだったんだろうなって。実際、相談に通う中で、少しずつ自分の中でリアリティが出てきました。
Q.事業計画書はご自身で作成されたのですか?
はい。そのとき、色々聞いていたこともあって、なんとか自分で書き上げることができました。
昼間は仕事して、夜は電卓叩いて・・・必死で考えました(笑)。
Q.融資申請後に行われる面談ではどのようなことを聞かれましたか?
売上げの金額に関しては突っ込んで聞かれましたね。
国金の方って、業種別のデータ資料というものを持ってらっしゃるんですよ。この業種だったら月の売上げや経費がこのくらいで、といった店舗平均が掲載されているらしく…、それを踏まえての話しがほとんどでしたね。
私も色々調べて資料を用意して面談に挑んだので、 特に問題なく進みましたよ。
ただひとつ、経費に関しては少し多めの金額設定をしていたので、そこだけ少し突っ込まれましたけど…トータル的に大幅な相違はなかったようです。
Q.売上げ予測を立てるためのデータはどのようにして調べられたのですか?
実際に備品等の仕入れを始めていた時期だったので、そういった経費の計算はすぐにできました。あとは、ネットを使って神戸市内のサロン数や平均スタッフ数、金額などを調べ、それを元に1ヶ月の平均金額を割り出しました。
Q.設備に費用がかかりそうですが、融資申請した希望額は通ったのですか?
本当は、これだけ借りたいという自分のなかでの希望額を申請はしたんですけど…減額はされましたね。
Q.減額されたことで、サロンを開くことに不安は感じなかったですか?
周りに色々と相談はしました。そのときに、「とりあえず今の自分にできる範囲で、自宅サロンという方法もあるんじゃない?」って言われたんですね。
それもひとつの方法だと思ったんですが、自分のなかではどうもしっくりこなかった…。
将来的に大きくしていきたいという目標があったので、そういった自分の未来の設定を明確にしていったとき、それに合った器=場所が必要なんじゃないか、と。
なので、やっぱりきちんとサロンとしての場所を借りよう、と思いました。
Q.サロンを開く上での弊害にはならなかったのですね。
減額されたことで弊害になったり、ということはなかったですね。用意できたお金のなかで、なんとか頑張りました。
ただ、運転資金も考えての申請だったので、オープン後の余裕はなくなりましたけど。
でもそう思っていた矢先、合わせたかのようなタイミングで前職の退職金が入り、なんとか…(笑)
