しっぽフリフリと猫ネコは、おそろいの携帯ストラップを付けている。

千葉にある某テーマパークの王様とお姫様が、それぞれハートの欠片を持っているものである。


ある日、猫ネコは、友人が同じストラップを付けていることに気づいた。


猫 「それ、私も持ってるよ。」

友 「本当に?これさ、鼻がもげちゃったんだよね。」

猫 「あ、本当だ。」

友 「やっぱり、出っ張ってるから、もげちゃうんじゃない?」


ネコの持っているお姫様は、何とか鼻の根元にヒビが入っているだけで済んでいた。


後日、犬しっぽフリフリにその話をした。



猫 「~だったんだよ。で、私のにも少しヒビが入ってるんだよね。」

犬 「(私のストラップをマジマジと見ながら)あ~、本当だね~。もげないといいね。」

猫 「うん。犬くんのはどうなの?」

犬 「俺?俺のは扱いが丁寧だから、全然大丈夫だよ。」

猫 「う~ん・・・。大切にはしてたんだけどな~。」



そう言いながら、猫ネコが犬しっぽフリフリのストラップを見ると、

そこには鼻の無い王様がいた。



猫 「は、鼻が無いです。」

犬 「え?(自分のストラップを見て)いや、あるじゃん。」

猫 「いやいや。無いよ。」

犬 「(王様の鼻があった茶色い痕跡を指しながら)ほら、鼻あるじゃん。」

猫 「・・・・・(自分のストラップを見せる)」

犬 「ああ!!!無い!!!!!!」



よくそれで扱いが丁寧だとか言えたな、と思った猫ネコだった。

ゴールデンレトリーバー しっぽフリフリ は、とにかく努力家である。

本人が、自分は努力してると思っていないところが、何ともすごいところなのである。

その上、「どうしたい?」とまず相手の意向を聞くタイプなのである。


あんまり非の打ち所が無いのである・・・。


しかし、付き合いだした当初の猫 ネコ は、ゴールデンレトリーバー しっぽフリフリ のことを

そんな素晴らしいやつだとは思っておらず、

男らしく強気な人だな、なんて思っていたのである。


なぜなら、犬 しっぽフリフリ は思ったことを、相手が近くにいようとすぐに口にする。

周りとの摩擦をできるだけ避けようとする猫 ネコ にとって、その行為は

まさに自殺行為であり

付き合いだした当初は、なんでそんなことを!!とあわてつつも

すごいなーって尊敬していたのである。


しかし、長く付き合ってみて

しっぽフリフリ が周りがしっかり見えている人である点

思ったことを口にする時は、相手が聞けない状況で言っている点

に気づいたのである。

なんか、2つ目の点は

良いのか悪いのかよく分からないが


とにかく犬 しっぽフリフリ は、猫 ネコ よりも何倍も大人なやつなのである。


その辺の猫 ネコ は、とってもマイペースなやつである。

「思いついたら、すぐ行動!」「気乗りがしなければ、すぐやめる!」っていう

分かりやすいようで、外からはまるで分かりにくい「気まぐれ」なタイプである。

自分でも、「自分結構自由だなー。」ってことは分かっているので 、他の人に

「こうして!」とか「ああして!」ってことは求めないのである。
「そうすれば、公平なんじゃない?」、とか思ってるのである。

睡眠不足と空腹は、その辺の猫 ネコ にとって、とてもつらいものであり

どちらか、あるいは両方が一定のレベルを超えると

とたんに表情がなくなる。

そんな時の猫 ネコ は、よく「石仏」とか「人形」なんて言われるのである。

甘いものをちょっと食べると、意外にさくっと

回復したりする。


とにかく、飼われている猫さん以上に

自由なやつ、なのである。


そんな猫さん ネコ のお相手は、

由緒正しき「ゴールデンレトリーバー」 しっぽフリフリ だったりするから

世の中、不思議なモンである。