犬
と猫
は、おそろいの携帯ストラップを付けている。
千葉にある某テーマパークの王様とお姫様が、それぞれハートの欠片を持っているものである。
ある日、猫
は、友人が同じストラップを付けていることに気づいた。
猫 「それ、私も持ってるよ。」
友 「本当に?これさ、鼻がもげちゃったんだよね。」
猫 「あ、本当だ。」
友 「やっぱり、出っ張ってるから、もげちゃうんじゃない?」
猫
の持っているお姫様は、何とか鼻の根元にヒビが入っているだけで済んでいた。
後日、犬
にその話をした。
猫 「~だったんだよ。で、私のにも少しヒビが入ってるんだよね。」
犬 「(私のストラップをマジマジと見ながら)あ~、本当だね~。もげないといいね。」
猫 「うん。犬くんのはどうなの?」
犬 「俺?俺のは扱いが丁寧だから、全然大丈夫だよ。」
猫 「う~ん・・・。大切にはしてたんだけどな~。」
そう言いながら、猫
が犬
のストラップを見ると、
そこには鼻の無い王様がいた。
猫 「は、鼻が無いです。」
犬 「え?(自分のストラップを見て)いや、あるじゃん。」
猫 「いやいや。無いよ。」
犬 「(王様の鼻があった茶色い痕跡を指しながら)ほら、鼻あるじゃん。」
猫 「・・・・・(自分のストラップを見せる)」
犬 「ああ!!!無い!!!!!!」
よくそれで扱いが丁寧だとか言えたな、と思った猫
だった。