同級生(レビュー) | 東野圭吾作品を勝手に評価して、自己満に浸る

東野圭吾作品を勝手に評価して、自己満に浸る

皆様初めまして。
東野圭吾先生の作品がただただ好きなだけのサラリーマンでございます。
勝手な評価や、解釈をお許し下さいませ。
そして、こんな一般人のブログを見つけてくださりありがとうございます。

評価★★★★☆

読み終わった時の感想
「おいおい、壮一(主人公)、、、
自己満ばっかりだなお前。笑」






はい!
今回は学園ミステリーの傑作!
「同級生」
についてレビュー書いてまいります!




学園ものってことでこの表紙です。



いや、私立!!笑
手すり豪華!!笑
これは無縁!!笑

、、、取り乱しました。笑
レビューに戻ります。








題名からお察しがつくように、本作は学生が主人公です!
そして高校球児でキャプテンでモテ男です!笑



東野圭吾作品で学園ものといえばデビュー作の「放課後」ですが、あれは教師が主人公でした。

一方でこの「同級生」は高校生が主人公であり、思春期の多感さを見事に表現している作品と言えます!








が、故に!!
この主人公の壮一には少々イラッとします。笑


もちろん、様々な作品でイラッとする主人公はいますが、
それらは意地汚い大人だったり、
上から目線の高飛車野郎だったり、、、
読者も賛同出来るように“嫌な奴”を書き上げてるという捉え方が出来ます。


一方、この壮一は高校生という狭い視野で生きているせいもあって、

・大人は皆嫌い
・自己満の正義感

というようなちょっと中二病とでも言えるような振る舞いが鼻につきます。笑

要するに幼稚に見えてしまいます。笑






死んでしまった由紀子が身籠もっていた子の父親は自分だと公表して、勇気のある行動だとされた時は
「は?自己満やん!」
ってなったし。笑



ラストで由紀子に好意を寄せていた友人に
自分は軽い気持ちで由紀子を妊娠させたと暴露し、殴ってくれというシーンでも
「いや、だから!自己満やん!」
って思ってしまいました。笑






それらのエピソードを踏まえて、、

この作品は“高校生”が主人公であることを貫いている作品なのかな?と思いました。



大人だったら
そんな行動しない。
そんな発言しない。
そんな感情にならない。


若さ故、あるいは学生であるが故の違和感を感じてしまうのかもしれません。





冷静になって。
自分が学生だった頃と照らし合わせてみると、、、

いちいち女子の視線を気にして格好つけてみたり。
間違った大人がいると無性に腹を立てたり。




今、鼻で笑ってしまうようなことを
当時は全力を注いで向き合ってたこともあったような気もします。笑





側から見たら子供なのに、
自らは十分大人だ

と気持ちだけ大きくなってしまう微妙な時期の高校生という難しい設定を絶妙に描く、東野圭吾先生の表現力に脱帽出来る素晴らしい作品だと思います!
そう思って読むことで壮一の心情も少しは理解できるかも?しれません。笑

未読の方はどう感じるか分かりませんが
是非ご覧になってみてほしいです♪





最後に。

主人公のこと自己満、自己満って罵りまくりましたが、

私のブログのタイトルがそもそも“自己満に浸る”
でした。笑


、、、自己満いいじゃないか!!笑
壮一サイコー!!!笑





すみません。
許してください。笑









それでは!笑
今回はこの辺で失礼します!