漢字文化のふところ。
1、禁のおはなし
動詞として禁じるっていうこの漢字、日常、よく見かけますね。お風呂屋さんとか、学校とか、図書館とか、会社とか、特にどこで頻繁な用途があるかな?
で〜も、
どうして、「林」を「示」して、
そうなるの?
なんで林、なんで示す?
ってみんなが思ってますよね。いや、いや、何にも考えないで見たり、書いたり、聞いたり、当たり前になってるかな?
じつは、この漢字、、、
林はね、大事なものを囲んで守るためにわざわざひとの手で作り上げた林です。
いっぽうの「示」は、ね、「神」「祭」の意味。「神」の字のひだりがわは古体で「示」、シメスヘンと言いますよね。また、「祭」は祭壇、つまり古代中国の神様のおやしろのこと。
その重要な神さま、あるいは神社を守るために、人が勝手に、また自由気儘に入らないように回りに設えた林が、禁なんです。
だから名詞として、天皇の住まい、宮中のことを、禁中とか、禁裏とかいいましたよね。また、国家的な規模の守護の謂なら国禁という語になりますよね。
この字形、ほんとは示を真ん中に置いてその両側に木を並べて、つまり横並びでもよかったんですよ。そんな活字作れるといぃんだけど!いまんとこ、それはわたしのノートにだけ実現してますけど、ね。でも、それはあくまで現代でのこと。ちゃんと、古代にはあったかも?そうおもってますけど。
そして、動詞として「禁」は、自由気儘にふるまうことを意図的に回避する、つまり防ぐの意味をもってつかわれるようになったんですね。
ご清聴、ならぬご静読ありがとう、ね。