不倫おとこについて不思議に思うことがあります。
人の気持ちは変わるものだということを知らないことです。「あいつは俺のことが好きだから、放っておいても大丈夫」そう思うのは大間違いです。
男女のつきあいで「好きになったら負け」という言葉があります。でも、それは少し違っていると思います。確かに、愛情を注ぐ者は一方的になり「好き」のバランスが最初から偏りがちであることはいなめません。
しかし選んだのはこちら側。選択権はこちらにあるのです。
例えば、お気に入りのレストランを見つけたとします。とても好みのお味であって、その店に毎週のように通います。でも、いつもマンネリでなんの変化もなければ、いつか他の店に目移りするかもしれません。
そのとき、お店サイドが客に文句を言っても仕方ないのです。どこに行こうが客の勝手だからです。いくら「とても私好みで毎日でも食べられるわ」そう客に褒められたことがあったとしても、その味に飽きてくれば、よそ見するのは客の都合であって、離れて行かないように努力するのは店側なのですから。
だから「あいつは俺のことが好きだから、放っておいても大丈夫」そう思うのは大間違い。
人の心はマンネリを嫌い、いつかは変わってしまう可能性のあるもの。いつまでも好きでいてくれると思うのは愚かなことなのです。
つづく