そして、時は流れて小学校受験(>幼稚園受験)。
小学校受験では、無理強いせずに明るく楽しくをモットーに、遊びの延長としてそれなりの対策をした。
詳細は別の機会に譲るとして、またやってくれました次男坊、大したものです。
当時は東京スカイツリーができそうだか、できたばかりだか、もうそんな昔の話である。
昔の話なので、行動観察だったか、面接だったか、その場には私とその面接官、次男坊とその面接官がいた。
面接をしている私の横で次男坊も何やらやっている。
次男坊の面接官がしきりに褒めてくれる方で、子供の緊張をほぐし、普段の調子を引き出してくれている。
逆に普段の調子で下手なことをしないかヒヤヒヤものである。
そんな中、何を思ったのか次男坊、積み木を高く高く積み上げ始めた。
おいおい何をしているんだ、倒れそうじゃないか。
面接官が次男坊に聞いた。
「何を作っているの?」
そこに積み木があるからさ。
クラゲには何の目的もない。
聞かないでやってよ。
「東京スカイツリー。」
東京スカイツリー。
当時は大人でも話題に出せばそれなりに盛り上がる時事ネタである。
おいここにきて時事ネタをぶっ込んできたよ、次男坊!
時事ネタはポイント高いんじゃないか!
なんか盛り上がってるし。
世界一のタワーを表すかのように、高く高く積み上げている。
発想が天才のそれだな。
家では特別話題にしたこともないはず。
テレビのニュースかワイドショーくらいでしか聞いたことないんじゃないのか。
幼稚園受験ではテレビに泣かされたけど、今回はテレビに助けられた。
思わずニヤッとした私の顔は面接官には微笑んだように見えたのかもしれない。
そんなこんなで天真爛漫なクラゲは、小学校受験を「楽しかった」とのたまい、合格をもぎ取っていった。
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幼稚園の受験では特別な対策はしなかった。
特別な対策はせずとも、ポイントはある程度把握していた。
行動観察ではトラップが仕掛けられていることがある。
ただ、あからさまなトラップなので対策をしていくのは比較的簡単である。
トラップ対策さえしておけば何とかなるだろう。
例えば行動観察の場にはテレビが置かれることがある。
私も子供もテレビ大好きっ子だが、テレビなんてものは百害あって一利無し!
おとなしく見ている分にはいいのだろうが、何かが起きそうな気しかしない。
テレビがよだれを垂らして獲物がかかるのをじっと待っているのである。
君子危うきに近寄らず。
今回ご登場の3人兄弟の次男坊は大したものである。
子供はどうしてもテレビに吸い込まれてしまうものなので、次男坊には近寄るんじゃないと強く言っていた。
そう、あからさまなトラップへの対策は比較的簡単で、近寄らなければいいだけのことである。
いやーすごい。
それでもまんまとアニメに吸い込まれたね。
テレビの魔力には勝てないねー。
テレビ大好き!
吸い込まれただけならよかったかもしれない。
なんと横になって見てたよね。
その瞬間に幼稚園受験は終わった。
思わずその場で「おまえ!・・・っ」って言いそうになったよね。
まあ、クラゲのように生きている子供に受験用の行動なんてできるはずもなく、普段の行動が出たんだろう。
皆様におかれましては、普段から慎重に生きていくことをおすすめいたします。
いざ子供のやる気を引き出す声かけをしようと思ってもなかなか難しい。
普段ならやさしい言葉もでるだろうが、お受験や中学受験となるとどうだろうか。
そんな天下一武道会に参戦しようものなら、キャリアをかなぐり捨てて子供の受験にフルコミットした魑魅魍魎がポケモン(我が子)を携えて襲いかかってくる。
まあ、私もその一人だった訳で、そんな戦場の中、なかなか冷静にはいられないが、全集中の呼吸で鬼に立ち向かうしかない。
Google先生によると参考になる声かけがいろいろある。
例えば、子供が見違える「短い声かけフレーズ10」
「子供のやる気をみるみる吸い取る言葉」の3大要素
- 「勉強しなさい」といった強要
- 「お兄ちゃんはできたのに、ホントにアンタはグズね」といった誰かとの比較
- 「お前なんかにはどうせできっこない」といった否定
「子供に繰り返し言ったほうがいい言葉」
- 大好きだよ
- ありがとう
- へぇ~? そうなんだ?(その話、もっと聞きたいな)
- やったね!
- すごいね!
- 頑張ったな! または 頑張ってるな!
- ドンマイ!(次、行こう!)
- オマエならやれる!
- (結果は気にせず)楽しめ!
- ナイストライ!(いい経験になったね!)
だそうだが、非常に耳が痛い。
私は子供のやる気を削ぎまくっていると思う。
そんな親なのに子供は本当によくやっていると泣けてくる。
どこで見たか忘れたが、子供のやる気をくすぐるのにお世話になった言葉がある。
「○○くん(ちゃん)には、ちょっとむずかしいかなぁ~」
である。
バカにするなよって感じで、鼻息荒くしてやっていた。
ただ、本当に難しいことをさせると逆効果だった。
使う場面には注意が必要である。
あまり子供には入れ込まないほうがいいんだろうなとは思う。
依存しすぎても期待しすぎても子供には荷が重いだろう。
「子供の話を聞くこと」とか「結果ではなく能力を褒める」というのは、子供といい距離感がある人がおしゃれにこなしていけるのだろう。
クラゲのように生きている子供のころは「やりなさい」と言うだけでも、ある程度効果はあった。
しかし、中学・高校で思春期を迎えて爬虫類なみの知能を獲得し、親を鼻で笑うようになってからは、もう何を言っても聞かないし何を言っても効かない。
言うことを素直に聞いてくれるクラゲの間に、ナイスな声かけや手取り足取りやらせるのもいいが、教えておきたいことがある。
目標管理の方法である。
爬虫類になって何か目標を持ったとして、目標管理が自分でできれば、親の言うことなんか聞かずとも自分で達成していけるようになる。
目標があるのにその達成の仕方が分からない、しかも、聞く耳も持たないなんて悲劇でしかない。