基本的に小学校4年生までは、遊びに重心を置いたほうがいいと思っている。
特にキャンプなど、人工のものがあまりない自然の中での遊びをおすすめしたい。
自分で試行錯誤して、新しい発見や疑問を蓄積していくことが重量。

遊びの延長線上としての習い事もいいと思う。
子供に限らず初めての体験というのは及び腰になるが、いざやってみるとハマることもある。
遊びであっても引っ込み思案が発動して及び腰になってしまう子もいる。
そのような子の背中を押す意味で、スポーツ、武道、バレエ、ピアノなどの習い事を経験させてもいいと思う。
もし、素質があったとしたら儲けものである。
ただ、いつまでも本人がいやいや行っているものはやめたほうがいい。
時間の無駄でしかない。
あくまでも遊びの延長なのだから。

唯一、幼少期に学習塾で行かせるとしたら結局は公文かなと思う。
公文に行くと、繰り返し学習により、計算が速くなり、先取り学習もできる。
が、それによって頭が良くなるからいいということではない。
幼少期からの英才教育にはまったく意味がないという研究結果もある。
たしかに、計算が速くても、先取り学習で先に進んでいても、無限に速く、無限に先にということはないので、いつかは追いつかれるのである。
私が思うメリットは、計算が速いことで自信がつき、うまくいけば勉強が好きになることである。
私の幼少期から公文はあり、通っていた友達は計算の速さに関してすごく自信を持っていた。
クラスの中で速く計算できることがただただうれしくて自慢で楽しくて、無邪気に一番を目指しているという感じだった。
公文に通っている子供にはアスリートの雰囲気すらある。
そういう意味では、公文も遊びの延長かもしれない。
私はというと今はなき(ある?)そろばんに通っていた。
そのおかげか、その友達に計算の速さで一度勝ったことがあるのが自慢だ。
今でも覚えているのだから、私は相当うれしかったのだと思う。
勉強好きを維持したままだったのだろう、その友達はいい大学に合格したと風の噂で聞いた。

子供にもよるだろうが、4年生までは新しい発見や疑問のある、子供らしい遊びが中心だが、
5年生以降は、TVゲームやカードゲームなど、次のフェーズの遊びにはまる子供が多いと思う。
5年生以降は、新しい発見・疑問が生じる遊びは減るのである。
この時期、ゲームだけやらせていてももったいないので、ここで一気に、これまでの発見の整理や疑問の回収のため、詰め込み式の勉強があっていいと思う。
中学受験である。
どうせゲームしかしていない2年間であれば、中学受験は経験したほうが得るものが多く、うまくいけば進学校に入学できる。
4年生までしっかり遊び、多くの発見や疑問があるほど、一気に成績が上がると思う。
これまでの発見や疑問でなんとなく認識していたことがきっちりと整理されていくのである。
発見や疑問を多く蓄積している子供ほど、なるほど!と実感して覚えていくことだろう。
幼少期によく遊んだ子供ほど頭がいいという説があるが、そういうことだと思う。
だから、4年生まではいっぱい遊ばせた方がいい。
遊ばずに勉強だけしていたような子をすぐに追い抜いていくだろう。

ただ、いろんな特性や成長スピードの子がいる。
初めて皆でかけっこをしても、速い子もいれば、遅い子もいる。
子供の成長はおおらかに見守っていきたい。

成長過程において主体性を獲得できた人から夢を目標と呼び達成していくのだろうと思う。
子供の頃に主体性を獲得できたイチローや本田圭佑のような人もいれば、大学受験で主体性を獲得して最難関大学に合格するような人もいる。
ただ、こればっかりは人から強制されて獲得できるものではない。
周りからいくら言っても、なるようにしかならないのである。
私が主体性を獲得したのは最近のような気がする。
子供のためにできることがあるとしたら、「やりなさい」と言うことではなく、本人がその気になる(かもしれない)声かけくらいかな。