ソフトボールを100倍楽しむ方法

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女子日本リーグのリーグ戦総評の続きです!

 

*前回の記事はこちら⏬

 

 

先週、女子日本リーグの決勝トーナメントも終了し、全日本女子インカレも無事閉幕した。

 

本日は男子日本リーグの決勝トーナメントが開催中です。

 

今年のソフトボール大会が次々と閉幕していくとなると寂しさも感じますね。

 

 

 

今回は『5~1位』までの総評です🥎

 

 

 

5位 Honda Reverta

(総合順位:3位)

 

成績:13勝9敗

 

【総評】

昨年まで2年連続2位の牙城が崩れ5位。しかし、決勝トーナメントで2戦連続完封勝利し、準決勝まで勝ち残り3位。上位チームとしての意地を見せつけた。今年のリーグ戦は『左のエース』ジェイソン・フォードが防御率3.43と不調。それでも『右のエース』アリー・カーダ投手が防御率1.59とエース級の活躍。しかも、両投手それぞれ71イニング、66イニングの投球回数。左右のエースとしてチームの守備を支えた。打撃面では僅差の試合で負け越すことが多く、個人得点2桁が杉本選手(14得点)、森山選手(10得点)と得点力不足が痛かったか。しかし、チーム失策数0と高い守備力は変わらず健在。打率チーム1位の糟谷選手(.293)など新戦力も台頭した。

 

【来年の展望】

課題は打撃力。個々に期待できる選手が揃っているだけに、来年はエンドランやバント、盗塁など『得点圏を作る』ことをテーマにしても面白い。

 

 

 

4位 豊田自動織機 シャイニングベガ

(総合順位:5位)

 

成績:13勝9敗

 

【総評】

チーム順位4位は5年連続となった。決勝トーナメントでは延長8回で守備のミスがあり初戦敗退。総合順位は5位という結果になった。ダラス・エスコベド投手は例年通り安定したピッチング。防御率1.40、投球回数99回とリーグ2位のイニング数を稼いだ。エースを中心に守り勝つソフトは変わらず。今後は『試合を作れる2番手ピッチャー』の存在が必要になってくるだろう。打撃面では打点リーグ3位の中川選手、5位の須藤選手、打率.325の福重選手など個々で結果を残している。しかし、下位チームとの試合でここぞの1本が打てず、1点差で敗戦する試合が多かった。

 

【来年の展望】

ダラス・エスコベド投手のように『絶対的エース』ではなく、第2のピッチャーが欲しいところ。試合を作ることができる投手がもう一枚いるだけでエースの負担はかなり減るだろう。大事な試合を落とさないためにも考慮したいところだ。

 

 

 

 

 

 

3位 日立サンディーバ

(総合順位:4位)

 

成績:15勝7敗

 

【総評】

リーグ開始から快進撃を続け、3位と上位チームへ食い込んだ。チームとして、5年ぶりの決勝トーナメントに進出を決めた。しかし、決勝トーナメントでは、リーグ戦2戦2敗と苦手にしているHondaに完封負け。準々決勝敗退となった。投手陣は坂本実桜、ケイラニ・リケッツの左右ダブルエースが防御率1点台と安定した投球を見せた。特に坂本投手は3年目で防御率1.13(リーグ4位)、K/BB 6.4と好成績を残した。さらに決勝トーナメントの大事な試合で9回を完投。チーム待望の若きエースが誕生した。打撃面では今年から捕手から内野手に挑戦した坂本選手が打率.333、本塁打4位で鈴木選手、外野手部門でベストナインに山口選手、新人賞の高瀬選手など個々で結果を残した選手も多数。

 

【来年の展望】

優勝候補の1角に名乗りを上げてきた。エース級の投手を2枚揃え、打撃力も十分。あとは上位チームの試合で勝ち切ることができれば来年は面白い。

 

 

 

 

 

2位 トヨタ自動車 レッドテリアーズ

(総合順位:2位)

 

成績:15勝7敗

 

【総評】

昨年は打線が奮起しリーグ1位通過だったが、決勝トーナメントで破れ3位。今年こそ3年ぶりの優勝を目指したが、結果は2位。しかし、今年もオリンピックとコロナの影響により、チームの絶対的エースであるモニカ・アボット投手の合流が遅れた。その中で2位を確立できたのは後藤投手の活躍が大きい。オリンピックの経験も含め、後半戦は無双状態と言っても過言ではない。個人表彰で最多勝利投手賞、ベストナイン、最高殊勲選手賞を獲得。2年目にして次代のエースとして大きな飛躍を遂げたシーズンとなった。打撃面では、チーム全体として苦しんだシーズンとなった。昨年は打率、総得点、盗塁でリーグ1位の成績を収めたが、2020年MVPの山崎選手、打点王の古澤選手と打線の核となる選手が総じて成績を落とした。

 

【来年の展望】

優勝候補の大本命と言っても過言ではない。アボット投手と後藤投手のダブルエースは盤石。あとは打撃陣が昨年の活躍を見せることができれば優勝は見えるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

1位 ビックカメラ高崎 BEE QUEEN

(総合順位:1位)

 

成績:18勝4敗

 

【総評】

3連覇を果たした『絶対女王』。今年は『二刀流』藤田倭選手が加入しさらに選手層が厚くなった。その結果、リーグ戦、決勝トーナメントでも安定した試合を展開した。投手陣では上野投手など主力級の4投手を適宜休息させるバランスのいい起用が光った。また、濱村投手が最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、個々の力も十分に発揮。打撃面では市口選手が打点王と二塁手ベストナイン、内藤選手が一塁手ベストナインを獲得。その他、日本代表の山本選手や我妻選手など実績がある選手たちが例年通りの成績を残した。

 

【来年の展望】

『上野投手の穴を埋める』ことが来年ポイントか。絶対的なエースだった上野投手ももう40歳。今シーズンも世代交代を示唆する起用が見える。濱村投手と藤田投手が大事な試合を勝ち切ることができるか。期待したい。

 

 

 

 

ビックカメラBEE QUEENさん

 

優勝おめでとうございます!!

 

そして、女子日本リーグ参加の選手の皆さん、お疲れ様でした!!

 

次の全日本総合大会でも活躍、期待しています!☺️