那「ミナノ!!ミナノ、ちょっと来て!!」
私はびくっとしたミナノを連れて、弥生と3人で階段へ向かった。
ミ「2人してどうしたの……????」
私はその発言に少しイラッとした。
弥「ねぇ……真澄達にいじめられてるって聞いたんだけど……どうなの??答えて」
弥生…ちょっと直接過ぎない……???
そんな弥生とは別に、ミナノはすごくオドオドしてた。
弥生はするどい目でミナノに尋ねるようにして、近づいた。
ミ「ぁ、ぁ……あたしは……」
私はミナノの目から涙がこぼれたのが分かった。
そのままミナノは地面に座り込み、
ずっとずっと泣いていた。
弥生は少し震えていて、1,2分たった頃
弥「ごめん……ミナノ……あ、あたし、ミナノが苦しんでること…わかんなかったよぉっ…!!」
弥生もミナノに寄り添うようにして、おお泣きしてしまった。
その中で私は、弥生と別にふつふつと怒りがこみ上げていた。
那「ミナノ!!!!!!なんであたしたちに言ってくれなかったの!?!?信頼してよ!!!!」
私がどなったら、弥生は泣くのを止めて、私を見た。
ミナノは、すごく小さい声で『ごめんね、ごめんね…』の繰り返し。
真澄に怒ってるとか、いじめのこととかじゃなくて、なんていうんだろ。
あたしと弥生に相談してくれなかったことが悔しくて、悔しくて……
自分たちに、ミナノを助ける力がなかったことが悲しくて……
怒ってるはずなのに涙が出て……
私、すごくミナノが可哀そうに見える。
やだ、ミナノを可哀そうなんて思いたくない。
ミナノは可哀そうなんかじゃないのに。
必死にいじめに戦ってたのに……
でも、それを、あたしたちに相談してくれたってよかったじゃん……
あたしたち3人はまた泣き始めた。
弥生は声をあげて泣き、
私は立ってうつむきながら涙をこぼし、
ミナノは手で顔を覆いながらごめんねの繰り返し。
そんなあたしたちを影から見ていたのは―――