毎日、最低1回は実家へ行き、

実家にいる愛犬の散歩をしている。

その日もいつも通り愛犬の散歩へ行く予定。

でも、婦人科クリニックから

真っ直ぐ実家へ行く気持ちになれなかった。

本当は直ぐにでも愛犬に抱きついて

大泣きして心を落ち着かせたかった。



実家と婦人科クリニックの丁度真ん中辺りに

小さな公園のある山がある。

そこは愛犬の大好きな散歩コースにもなっている。

取りあえず山の駐車場へ車を停め、

姉へ電話した。

今日、検査結果が出る事は事前に伝えていた。

私『検査の結果出たよ。悪い物出たって言われた。』

姉『うっそだー。最後に嘘って言うんでしょ!』

のやり取りが何度か続いた。

余りにも姉がしつこいので泣きそうになり、

私『嘘って言えれば良いんだけど‥』

と言ったら声が震え、やっと姉も本当だと信じた。

悪い物って言うのは癌?

先生、はっきり言わないから分からない。

取りあえず、2週間後の検査結果を待たないと

余計な心配で疲れちゃうから

余り考えないようにしなきゃ‥などと

話した気がする。



姉に話した事によって少し落ち着き、

実家へ行き母に伝えた。

母はサラッとした感じで話を聞いていた。

私の母はそんな感じの人。

内心は心配していたと思う。

そんな人だから、私も普通に話せた。

親の前で泣くなんて、私の中では相当あり得ない事。

弱さを見せたくない。強気でいたかった。