たった今
ちいちゃんを火葬場から連れ帰って来たよ。
数日離れていただけだったけど寂しかったよ…。
『お家に帰ろうね』
って言いながら、
やっとちいちゃんを抱き締めることができた。
もう少しだけ、
おねぇと一緒に部屋で過ごしてね。
ちいちゃんも思う存分、この部屋で遊んでね。
ご飯もいっぱい、準備してあるからね。
不思議な話というのは
…ちいちゃんが天使になった夜。
母の部屋の押入れがガタガタ揺れたんだって。
気のせいかなぁ~って思ったけど
風も吹いていない。
ビビは一点をジーッと見てる。
ちいちゃんかな?って思ったって言ってた。
そしたら…その次の日の夜も押入れがガタガタ…。
その時、ビビは1階から2階を大騒ぎで走ってた。
何も知らない私は床の上で眠ってしまっていたから
うるさいなぁ…。何を騒いでるんだ?
って、夢うつつで独り言。
その後、ちいちゃんを火葬場へ連れて行ってから
ガタガタはしなくなったらしいけど…。
きっとちいちゃんだね。
元気になって、遊び回ってるんだね。
どうして私の部屋に来ないの?
って、何も悪くない母にキレ気味に言ったの。
…母いわく、
やりきった人には行かないんだよ。
だってさ。んー、意味が分からない。
でももしかしたらこれから感じれるかな。
怖いテレビとか、
いつもちいちゃんが一緒に観てくれていたから
おねぇは怖がりだから…って遠慮してるのかな。
ちいちゃんのオバケは怖くないからね!!
むしろ何でもして!!
後ね、
もうひとつ
ビビちゃんなんだけどね、
脱走しないように昼間は私の部屋にいるんだけど…。
いつもは5分位、
出せー!!出せー!!
って騒いでいたのが、
ちいちゃんがいなくなってから
凄く長い時間、騒ぐようになってしまったの。
キチンと話して教えたはずなんだけど
理解してなかったのかな。
今朝も騒ぎまくって
走り回るわ鳴きわめくわ…。
ビビちゃんが私の横に来たときに
『ビビ、ちいねぇちゃんはもういないんだ~。
寂しいなぁ。でも、今日お迎えに行ってくるからね 』
って頭をナデナデしたの。
そしたらね…。
そのままコタツに入って静かになったんだ。
伝わった瞬間だったの…。
かなりの驚きだったよ。
ビビちゃんも15年も人間と暮らしていれば
言葉も分かるよね、きっと。
ちいちゃんがいなくなって寂しいのは
ビビちゃんも一緒だよね。
今夜から夜勤。
おねぇと一緒にお布団で一眠りしようか?
…いや、きっと
ちいねぇちゃんに遠慮して、コタツで眠るな。
いいよいいよ、元気なら。
そんなツレナイ性格が
ビビちゃんだもんね。
