酸素室の扉越しにちいちゃんを見つめる。

またご飯をほとんど食べられないね。

また私の『もがき』が始まる。

少しでもいいから食べて欲しくて
水分とご飯を小分けに運ぶ。

今日から久々の夜勤…。

夜、寂しくないかな。

部屋の温度とか心配だな。

出勤する前に缶詰め食べてくれるかな?



色々考えながら、ちいちゃんを見つめていたら…。

この酸素室をレンタルした時から知っていたけど
小窓や扉に、沢山のキズの跡。

家にレンタルされて来るまでに
どれだけの子達のお手伝いをしてきたのかな。

結構なキズの数。

小窓を沢山開けて、
ナデナデしてあげたんだなぁ。

私と同じ気持ちで
見守っていたんだなぁ。

ちいちゃんと同じに
苦しかった子が沢山いたんだね。

そこには沢山の想いがあり、
様々なストーリーがあって…。


でも、きっと皆おんなじだね。

数々のお家を渡り歩いて来た酸素室に

また少し
勇気を貰いました。