約一ヶ月ちょっとぶりのサントリーホール
通の人気の高い
ダニール・トリフォノフ
どんなモンかと…
イヤイヤ想像以上の完成度
そもそも2010年ショパン国際コンクール三位、チャイコフスキー、ルービンシュタインの覇者…
そんな話はとっくの昔の話で、
力強いロシア人のイメージ🇷🇺
今回はちょっと別人?
という程ではないけと、ダイナミックさと繊細さと、そしてロシアの雄大さ
曲に入る前に彼の肉声の挨拶🎤
ロシア語は何言ってるか
もしかしてスピリチュアル系ピアニスト
ううん、ちょっと違うね
長めの曲四曲
YouTubeである程度予習はしたものの
やはりサントリーの生演奏は別物
前半三曲
ラモー
モーツァルト
メンデルスゾーン
今回は席が遠かったせいか、最初のラモー(新クラヴサン組曲)はピアニシモの優しいささやき、会話をしている様な音色
FAZIOLIのピアノが当時のオルガンの音色に聴こえてしまう
そして楽しみにしていたモーツァルトのソナタ(12番ヘ長調k332)は圧巻
オルガンからフルコン全開
強弱が気持ちよく
コレ素人がヤルとキャラ強過ぎ
なのにサラッと色っぽく
モツの得意技、安c→迷f→迷h→安e→迷a→迷d
(↑アタシしかきっとわからない?56小節目)
たまらね〜~
例のごとくもしかしてアタシも弾ける?
と楽譜を取り出したものの
秒で弾き専から聴き専へ
最初のラモーの曲想とちょっと近く
ゾクッとした不協和音、顔が渋くなりそうな苦しい音、新しいメンデルスゾーン
休憩挟んでいきなりのベートーヴェン、ソナタ29番「ハンマークラヴィーア」
生で聴いたのは初めてかな?
さっきのオルガン、フルコンからFAZIOLIは一気にオーケストラに
音楽室のベートーヴェン像からかけ離れた、爽やか、窓を開けて一気に入る太陽
これこそが彼のショパン弾きから開放された、席からは表情はわからないか、彼の素の味の音が感じられる
確かにベトソナの中では長い曲なのだが、特に三楽章、寝たらどうしよ?
イヤイヤ、ゆったりした中にも色んな色、形、感情が次から次へと
三十分があっと言う間
最初、一楽章は椅子に座った同時に弾き初め、三楽章はじっくり精神統一してから…
うん、ちょっとわかる様な?
いいえ
決して上から目線ではありません
そしてアンコール三曲
チャッチャッチャッと
この三曲がきっと彼の気持ち?
なんか楽しそうに弾いてる
こんなに遠いのに音がクリアに
そして手元も良く見えて、
やっぱりココは私の超お気に入り席
久々にサントリーホールが私の部屋のピアノを聴いている様に一体化して聴けました
こんなに狭く感じられたのは久々です
(もちろんイイ意味で)
前回のカルミナブラーナ中毒はなかなか抜けず今日に至り、やはりこの二時間のコンサートも私の活力の源泉です。
今回は地味目の曲にもかかわらずサントリーホールはほぼ満席
(今回はP席の設定はナシ)
そしてロシア人かなり多め
やはり彼はロシアの星⭐
帰りの夜桜を眺めながら
また明日から頑張らなくちゃっ
どうでもいい追記
携帯新しくして電源offになかなかできない
サントリーホールのお姉さんが一生懸命手伝ってくれたけど…
結局クロークに預けて貰えて
対応が神
のサントリーホール推しが益々