夏期講習の初日に彼女が同じ講座を受講している事を知った僕は、まったく予期せぬ出来事に驚いたのと、やはり嬉しかった。
その日は 湿度が高いせいか空気も重く、外は雨だった。
半日あった講習もようやく終わり 僕は彼女を意識する。
そして彼女の後になるかたちで 生徒玄関を出る。僕は自転車置き場に向かったが、彼女は歩きなのだろうか そのまま校門へ向かっていく。
雨はだいぶ止んでたものの、外は異様に暗く濡れたアスファルトの匂いが鼻につく。
僕は自転車に乗り校門に向かうが一度自転車を止めた、校門の前に立っている彼女の背中を見つけた。その隣には彼女に傘をさしている男の背中もあった。

ひとつの傘の下、2つの背中は遠ざかってゆく。

いや むしろ僕が何かの重力にひかれているように感じた。それは僕の心も 引っ張っていく。

このまま押し潰されるのだろうか。

動けなかった。
それは僕の青春を飲み込んだ。


終わり(ρ_;)

勇気を出して何度かデートには誘ったものの、彼女は部活などで忙しいらしく、いつもごめんねと謝られる。
部活熱心で本当に一生懸命やっていたから都合がなかなか合わなくても仕方がなかった。
そもそも彼女のそんな所に引かれたのだから。
僕は何とも言い難い。
結局一度のデートもできずに高校3年の春を迎える事になった。
僕はもう自分の気持ちを伝えると決心していた。 これ以上先延ばしをしても無意味だと思ったからだ。
半ばフラレるだろうと心のどこかで思いながらも もしかしたら…と期待はしていたが、案の定。 彼女にはもっといい彼女が絶対出来るから
と言われた。
今の僕には君意外でもっといい彼女なんてあり得ないのに…。心の中だけで思い、絶望と全てが無になるような悲しみにくれた。友人として…まだメールは続けられた。
僕はまだ諦めていなかった。
彼女はやはりモテるらしく高校に入学してから何人かの男と付き合っていた。
僕とメールをしている期間は彼氏はいなかったと彼女は言う。
高校3年の夏
あれからちょうど1年がたつ。嘘みたいな早さだった。
学校では夏休みに入り
それと同時に夏期講習に入る。
僕と彼女は同じ講座を受講していた。

長いから 何回かにわけます(*д*)

高校2年の夏
学校の外周を走っていた バドミントン部の女の子を見た
一目惚れだった
彼女は同級生の女の子で 以前から可愛いい子だとは思っていたけど、特段気にしたことは無かったし、恋愛的な何かを彷彿とさせる事も無かった。 湿度もなく青空が広がる心地よい暖かさの中
偶然走っている彼女を見た僕。
女の子の魅力は不意に気付かされるものだ。
僕もその時彼女に引かれたのだろう。
何かの悪戯だろうか、その日をさかえに彼女を見かける事が多くなったような気がした。
時がたつにつれ彼女を思う事も多くなる。
だがクラスも離れた彼女 とは接点もないし話すきっかけすら思いあたらない。
だが昔から行動派だった僕は彼女と同じクラスに小学生から交流のある友人がいたので、迷わず彼に相談した。