こんにちは


夏ですね。。。
今年は、海とか行きたいな。
でもね、暇が無さそうです。
しかし、こうも暑いと、アクビが出る出る
雅紀「…ん~よく寝た~」
雫「雅紀くん、おはようございます」
雅紀「おっ雫おはよう!…あれっなんかオシャレしてない?」
雫「街で歌おうかと、思いまして」
雅紀「おっついに『ストリートミュージシャン・雫』が、復活だね」
雫「えへ」
雅紀「うん…雫、その服似合ってるね!」
雫「ありがとうございます」
雅紀「…今日さ、夜から雑誌の取材があるんだけど、それまで、雫の歌を聴いてみたいな」
雫「私の…歌を…?」
雅紀「うん。どんな歌なのか聴きたい…ダメ?」
雫「いえっ。私の歌を聴いてもらって、アドバイスをいただきたいと思っていたので」
雅紀「じゃあ、俺も支度するから待ってて」
雫「はい」
~とある街~
雫「…ここで、ここで歌いたい…」
雅紀「えっここ?…あまり人がいないけど、いいの?」
雫「ここがいいんです」
こんなに清々しい表情初めてみたよ。
雅紀「雫は、夢があるんだよね」
雫「あっこの前のお母さんとの電話を聞いていたんですね」
雅紀「盗み聞きしちゃった、ごめん」
雫「いえ…私の夢は…」
雅紀「うん」
雫「どこかの事務所に入って、歌手デビューをして、いつかは…いつかは…」
雅紀「いつかは?」
雫「雅紀くんと同じステージで歌いたいんです」
雅紀「俺と…同じステージか…」
雫「私、頑張ります」
強い目をした、雫は、俺に向かって宣戦布告をしているようにみえたよ。
雫、本当は、
俺と同じステージじゃなくて、
俺を越すような広い世界を見ているんじゃないの?
雫「じゃあ、雅紀くん、見ていてください」
雅紀「おう、頑張れ」
雫の目線は、俺から外れた。
そこにいる、ただ忙しく歩いている通行人に、雫の目線はいったんだ。
雫「こんにちは。初めまして、雫です。今から何曲か歌いたいと思います。まず最初に、『ありがとう』を聴いてください」
『ありがとう』っていう曲なんだ。
どんな曲だろう。
ミュージシャン・雫が楽しみだよ。
ふーっと、一息ついた雫は、
ギターを持った。
いよいよ、始まる。
雅紀『うわあ☆』
急に、俺は誰かに手をひかれた。
抵抗しようとした。
雫の歌が始まるのに、
??「雅紀、…どういうこと?」
ん??
??「何で、こんなところで、この女の歌を聴こうとしてるのよ」
もしかして…
もしかして…
雅紀「咲…」
咲「今から、カフェ来られる?」
雅紀「えっでも…」
咲「この人、またここで歌うんじゃないの?…私とこの人のどっちが大事なのよ」
雅紀「……」
雫も咲も、
2人とも大事だよ。
俺には、どちらかなんて選べない。
咲「…答えを出せないのね。私は、雅紀のこと大好きよ」
雅紀「俺も…好き…だよ」
咲のことが、好きなはずなのに、大好きなはずなのに、
一言でさっと言えなかったな。
咲「じゃあ、ついてきて」
雅紀「わかったよ」
ごめんね。
雫。
次は、ちゃんと聴くから。
今、一生懸命歌っている雫には、直接それを伝えることは出来ないな。
咲「雅紀、早く」
雅紀「待って、咲」
今、俺は、新たな決断を下すことにした。