こんにちは


ちょっとね~デートシーンに苦戦してますね。
なんとかしないと!
雫ちゃんと雅紀くん、
このデートの続きをお楽しみに。
~乗車中~
雅紀「風が気持ちいいね~」
雫「そうですね。茜色の空がまたキレイです」
俺達は、午後になってから、ここまで来たから、
日が落ちるのも早かった。
雅紀「うん。俺やっぱり、運転うまいな~」
雫「はい。意外にお上手です」
雅紀「ちょっと~意外ってどういうこと!」
雫「まぁまぁ…次は、うーん。ジェットコースターが良いです」
雅紀「じゃあ、スプラッシュにしようか、ね」
雫「はい」
雅紀「雫って絶叫系大丈夫なんだね」
雫「大好きですよ」
俺の耳は、おかしいのかな。
大好きが、俺のことなのかって思っちゃった。
雅紀「もうすぐゴールだね」
雫「はい」
しばらくの間は、
お互いに沈黙があった。
でも、その沈黙は、
俺が雫のことを考えていたり、
たぶん雫が俺のことを考えていたり、
お互いを思いやる、
大事な時間だったなって思う。
それから、
スプラッシュを始めとした、アトラクションを楽しみまくり、
ごはんを食べて、
パレードも見て、
まもなく閉園の時間となった。
~閉園間際~
雫「雅紀くん、お約束のあれ」
雅紀「約束…約束…!?」
雫「来たときに、帰りに買ってくれるって言ってくれたじゃないですか」
雅紀「あっ風船ね」
雫「そうですよ、並びましょう」
そう言う雫は、
お目当ての風船に向かって、
走っていき、
小さい子供たちのうしろに並んだ。
雅紀「わかった、わかった!ほらっ」
お金を手渡した。
そして、小さい子供に紛れて、一緒に並んだ。
客1「…あそこの風船のところにいるのって…嵐の…相葉ちゃん!?」
客2「まさか~。女といるし、わざわざあんな堂々とデートしないでしょうよ」
ヤバイ。
バレたかも。
客1「あれは、絶対にそうよ」
客2「近くでみてみる?」
客1「うん」
うわー
近寄ってきたよ。
この状態じゃごまかせないしな。
雫は、風船に夢中だしな。
客1「すみません、あの」
雅紀「…はい」
客1「相葉ちゃんですか」
雫がようやく気づいたのか、
こっちを見つめてきた。
もうしょうがないか。
雅紀「そうだよ」
客2「うそ、キャー」
あんまり、大きな声出さないでよ。
ちょっと。
客1「彼女とデートですか?」
雫「そうですけど」
雫!!
雅紀「そうなんだよね…静かに見守っててくれないかな?」
客1「はい、これからも応援してます」
キラキラした目でそう言われた。
バレても、さほど問題ないかも。
よくよく考えたらさ、
俺と雫が、実は、いとこなんて、見ただけじゃわかんないもんね。
普通のカップルにしか見えないもんね。
そうだよ…そうだよ。
いろいろ考えているうちに、
雫は、風船を買っていた。
雫「うわ~かわいいです。ね?」
雅紀「かわいいね」
今日は、本当に楽しかった。
でも、
俺は、明日自分たちがどうなるかなんて、
このとき知らなかった。
ただ、今だけの幸せに酔いしれていた。