俺は、心の底で葛藤してた
そんなときは、大きなキャンパスを広げて、ただ無心に描いた
誰にも迷惑かけないし、
自分の気持ちがわかるから
真っ白なキャンパスは、いつだって、、、
素直だった
嘘をつかなかった
プルルルルルル~~~
あ、、、ニノ、、、
智『もしもし~』
ニノ『あ、出た 笑 今日仕事ですか?今、平気?』
電話か、、、何かあったのかな
智『うん、平気平気』
ニノ『大野さん、約束覚えてますー?』
智『や、やくそくぅー???』
キミに夢中なはずなのに、
どうして思い出せないんだろう
ニノ、、ニノのこと、、、
智『……ごめ、なんだっけー?笑』
ニノ『あ!!!さては、忘れてますね?!うっわぁー!!』
智『あれ、そんな重要なことだった?!笑』
今、筆をもったら、
とても早く動くだろうに
ニノ『ハァ。ご飯一緒に行こうって言ってくれたの、あなたですからね?』
こ、これは、もしや、、、
ニノ『私の誕生日プレゼントが嵐の皆さんと同じになっちゃったから、、、まぁ、私のは、大野さん手作りですけどね。ご飯おごるって話になったじゃないですか』
お、思い出した~泣
あぁ~、、、でも
智『ふ、2人でだよね?』
ニノ『何言ってるの。そうですよ、デートですよ』
同性でも、
一緒に何年も過ごしても、
変わらないものがあっても、
変わったコトもある
ニノ、、、ニノ、、、
引き返せないところまで来ちゃった
だったら、しょうがないか
そっと未来に身を委ねてみよう
ニノ『……ちょっと、聞いてます?』
智『あ、ごめん、聞いてるよ~。あー、今日にする?』
ニノ『了解しました~、じゃあ、今、3時か、、、8時に家に迎えに行きますね』
智『うん、わかった』
ニノ『寝ないでくださいね。ピンポンたくさんしちゃいますよ』
おちゃめで、ゲーマーで、頭の回転早くて、天才肌で、放つ言葉に全てに色がついている
打率の高い男
智『それは~やめてよ~笑 じゃあ、また…』
ニノ『あ!大野さん!!!』
声デカ!!!笑
しかも、裏返ってるし笑
智『フフフ』
ニノ『これからも、よろしくお願いしますよ、、私、大野さんのこと、、、』
え
……ニノ?
それ、どういう意味、、?
ニノ『なんでもないです笑 では、また!』
ブチッ…… ツーツー
もしも、
そうもしもの話
同じ〝キモチ〟を抱いていたとしたら、
このキモチの扉が開くかもしれない
ニノ、、、大好きだよ
溢れそうな想いが、心を満たされるのが怖くて、
だから、今日、筆をとったのかもしれない
久々の1日オフ
普通な1日で、何かが始まりそうな1日
このキャンパスに全てを任せよう
同性だから、
同じメンバーだから、
って、
気持ちだけは、理不尽だよね
頭で違うと否定しても、
気持ちは肯定せざるを得ない
さっ、描こう
いつもと違う、俺に出逢えますように
……好き、だ
(……好きです)
キモチ、コイ、愛