この小さな思いがキミに届けばいいのに
なんて、気づいてももう遅いかな
……今日都会へ引っ越してしまうキミ
……私とキミは友達でした
仲良くて
一緒に帰ったり、一緒に遊んだり、同じ楽しいことで笑ったり、、
そんな何気ないことなのに、キミとなら他の誰よりも気持ちが踊った
私にとって、キミは、友達、、、なのかな?
このモヤモヤした気持ちの正体を探すべく、
お祭りをやっている商店街に身を投じてみた
今年は、独りで
人ごみの中では大いに気持ちを忙しくできた
これからも、ずっとこの関係が続けばいいのに
キミとの時間がとまることなんて、今日まで夢にも見てなかったことだった
毎日毎日、考えるのは、キミのこと
一緒に歩いた道
一緒に食べたお弁当
一緒に歌った曲
どれもこれも、キミと一緒だったら、、、
これからは、そんなことも独りでやらなきゃいけないのかな
あーあ、キミの方こそどうなのよ
ちゃんとやってけるかな
私がいなくても、、、
で、、でも、私のことなんか普通の友達としか思ってないはず
あれ、変だな、涙が出てきた
気づかないふりしてたのに
気づいちゃったよ
友達じゃなくなるのが怖かった
私が私らしくいられる場所、時間、空気は、、、
キミと一緒につくったモノの中にあった
時を経て、いつの間にか、普通の友達ではなかった
気づいたら友達以上という想いを抱いていた
考えたら考えるほど溢れ出す、キミへの想い
〝走れ!〟
何かが私をそう促した
お祭りの人ごみをかき分けて、駅に走った
まだ、行ってませんように
と淡い祈りをもち、、、。
駅についたら、案の定、いなかった
あー、だめだったか、、、
でも、ここで諦めたら、
そのとき来た電車に飛び乗った
後先考えず、どこへ行くかもよく知らないのに
キミがどこに今いるのかわからないのに
帰りがけの客で満員状態だった
もしかしたら、いるかもしれない
探して探して探して
今なら間に合うかもしれない
この気持ちキミに、、、届けないといけない
満員の波に押し出された
ここ、どこなんだろう
知らない駅だった
あー、やっぱり、無理だった
結局届かない運命だったんだね
ため息もつきながら、しばらく綺麗な空を見ていた
燃えるような色も
少ししたら、とても冷えきった色になった
あ、もう最終だ、
乗らないと
自分の最寄駅に帰るべく、最終電車にゆとりをもち、乗った
私とキミの青春がある、私たちの街へ
もう〝いない〟キミと私の街へ
私の他に乗客は、数名
さっきとは、大違いだ
ここでなら、泣いてもいいかな
辛い時、泣きたい時は、
いつも胸を貸すよと言ってくれたキミ
でも、私は、泣く場所がもうないのね
ここでわんわん泣くしかないのね
、、、着いた
〝……お帰り〟
なんで、何で居るの?!
〝大事な気持ち伝えてないと思ってさ、
好きってな〟
ぷはははははは
〝こっちは、真面目に言ってんだぞ! でも、笑った顔の方が好き〟
これから、
私とキミとの間には、
〝素晴らしき世界〟
が待ち受けてるような
そんな気がする