日々の積み重ね。 | いつもお世話になっております。

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パーキンソンの夫との日常、あれこれ。

今朝は、王様の調子がイマイチで、

起こしたときも 立てないし。

 

最近立位が本当に厳しい。

 

どういう風に どこに、どのタイミングで力入れて

関節を動かして・・・が ダメだ。

 

ベッドから車いすに移乗してもらうのに

「背中自分で立てて!」と強めにいいながら、

腕を引っ張って 王様の体を起こす。

 

固いな・・・

 

そこから しばらく、、立とうと 王様はがんばるけど、

立つ形にならなくて。

だめだぁ~~~って力抜けていく王様。

 

その様を見て、怒りながら 半ば強引に乱暴に車いすに移乗させる。真顔むかっ

「わ!びっくり

プンプンする私に 「何すんねんムキー

 

「こういう動作な、

 自分で立つんだ!って思ってやってくれな、困る!真顔むかっ

「どっかで、しんどいから、やってもらお。って甘えてるやん!真顔むかっ

 

・・・キョロキョロあせる

 

言い返さないところを見ると、当たらずも遠からず か。

 

「ベッドから車いす、車いすからベッド。毎日絶対一回ずつはやる動作やん。

 これをな、毎回きちんと自分の力で立とう!と本気で頑張るのが積み重なって、

 できるようになっていくんやろ?真顔

 

「週二回、二時間の訪問リハビリのときは、動かさな!って頑張ってるやん。真顔

「おう。キョロキョロ

「でもそこでしか頑張らへんやり方して、2年たっても、今の状態のままやん

 このやり方をしてる限り、今の状況のままってことやん。真顔

「トイレのときは、必死で後ろに歩いてくれるやん?真顔

 それで、けっこう 歩けてるやん。」

「おなじ気持ちで、乗り移りのときも 必死でやったら 変わる。真顔

 

「ほな、どうしたらいい?キョロキョロ

 

「毎日な、決まった量の練習しよう。真顔

「英語しゃべりたい、どうしたらいいかって私が昔 きいたときにな

 20個くらいのよく使うフレーズを毎日、頭から憶えるために口に出して読んだらいい、

 そしたら ある時突然口からでてくる。っていうたやん。真顔

「そうやな。キョロキョロ

 

「それと、一緒やろ。真顔

「立つ、歩くを毎日絶対やったら、なーーんも考えんでも立てるようになるやろ。真顔

「それは、そうやな・・・キョロキョロ

 

このところ、立つ動作がうまく つながらない。

王様自身が何とか解決したいと思ってる。

 

良く寝れた後は、割とすんなり立てることも多い。

筋肉、ドーパミン のところだけじゃなくて、

判断力とか認知機能が十分かどうか、、、にもかなり引っかかってる感じがする。

水曜日の訪問リハでは、

「横歩きも、歩いて~~っていうと最初足がでてこないです、

 横にキックって言うと、パン!って大きく足が動くんですね。

 ずっと武道してこられたから、動作が身体に入ってて、すっと出てくるんだと思います。」

 

反復することで、立位の動作も身体にしみこませる。

脳リハの金子先生の脳卒中のリハビリの本をみてたら、反復何回で動かせるようになるか、色んな条件で様々いわれてると。

10000回、12000回、2000回・・・・

でも、何万回であろうと、反復することで 脳内にその動作をするためのネットワークが生まれ、定着してくるのだと。

停滞期はあっても、ほんとうの停滞はないと。

 

お医者様の中には、「症状固定する」と言う人もいるだろうけど!

 

脳の世界から見たら、リハビリの反復練習とて、電気刺激を生み出し、それが頻繁に発生するなら、

その対応としてのネットワークが組まれ、結果 表に効果が出てくると思う。

生物が命を維持するために、脳神経は死ぬまで 刺激に応じてネットワークを作っていく、

本流がダメになっても代替のネットワークを構築していく。

年齢が低ければその活動とスピードが速く、年齢がいくほどにその動きは遅くなるのだろう。

それでも、高齢でも学び続けたら外国語だって習得できるし、日々の練習を欠かさなければ、

若い頃と変わらずに懸垂や大車輪ができるスーパーなおじいちゃんが誕生する。

その身体能力の違いから、全員同じレベルじゃなくても、やってもやってもゼロ。ではない。

 

王様は少年~大学まで 真剣に武術に取り組んで、黒帯、段もち。

 

若い時にちゃんと運動して筋肉を持ってた人は 今は痩せて細くなってる筋肉も

動かすことで、ふたたび太く強く戻るという。

 

子供の時からやってた 型の練習と同じように、何度も何度も繰り返したら、

しなやかなふくらはぎの筋肉も戻るはず。

 

立って座ってだけでは、後傾の矯正ができないなら、

床からの立ち上がりをしてみようか。

四つん這いから、介助柵で立ち上がる動きならは後傾になりようがない気がする

足から踏ん張って、身体を持ち上げるのが、考える余地もなくできるんじゃないか?

 

こういうのを、マンツーマン指導でボクシングのコーチたちは提案してくれてる。

この前は「べつにいい・・・キョロキョロ」ってなってたけど。

いったん、ど素人の私があぶなっかしくやってみて、

ひゃーーーガーンガーンって体験をしてから、

療法士のプロのコーチの 安心安全合格

マンツーマン指導を薦めてみるか・・・