世界でも名の知れた映画監督・大島渚。
問題作を次々送り出した社会派映画監督で
日本のヌーベルバーグなんて呼ばれた。
個人的にはよく怒る人という印象。
特に印象深いのは、大島渚と小山明子の
結婚30周年記念パーティーで野坂昭如との
マイクによる殴り合い。
本人たちは真剣だが、観ているこちらは
とても面白かった(笑)
映画監督としては…うーんという評価。
面白かったのは「日本の夜と霧」ぐらい…
巨人・大鵬・卵焼き…
当時の子供が好きなもの3つを表した
この言葉で有名な昭和の大横綱。
優勝32回・45場所連続優勝という記録と
柏戸との両横綱対決で黄金時代を築き
絶大な人気を誇った。
この人の凄いのは、どんな型で挑まれても
対応できてしまうというところ。
そしてルックスの良さで、特に女性からの
人気が高かったそう。
昭和の時代がまた遠のいた感じがする…
ついに安岡章太郎も鬼籍入りに…
第三の新人として注目を浴び、芥川賞の
候補にもなった流行作家であったが、今や
あまり読まれなくなってしまった。
第三の新人と呼ばれた作家たちも、
存命な人がだいぶ少なくなったが、
安岡よりも年上である阿川弘之の
長生きっぷりにも驚きを隠せない。
長寿の秘訣なんてあるのだろうか…
一世を風靡した人の自殺という最期は、
絶対にびっくりするものである。
「あゝやんなっちゃった~」のフレーズと
ウクレレ片手の漫談で一世を風靡した
牧伸二。
78歳という年齢にもなって、なぜ自殺
という最期を選んだのか…
わりとこの人の芸は面白く、社会を
風刺したネタなんかは、古いネタにも
かかわらず今でも通じるものが多くて
驚かされる。
ここにきて玉置宏、坂上二郎、長門裕之と
昭和九年会のメンバーが相次いで
亡くなっているが、まさかマキシンが
自殺という形で世を去ってしまうとは…
誰が想像したことか。
佐賀の有田焼を代表する陶芸家。
日本のみならず世界でも高い評価を
受けていた。
よくテレビ出演をしており、私はNHKの
番組で村田英雄と対談していたのを
観たのが、この人を知ったキッカケ。
今年、JR九州が作ったクルーズトレイン
「ななつ星」の洗面所に使用されている
洗面鉢が遺作となったようだ。
幼い頃、夕方になると教育テレビ以外は
観るものがなく、しばしば「レディス4」を
観ていた。
本当にマセた餓鬼だったと思う(笑)
この番組で高崎一郎を知ったのだが、
優しい口調なのに所々べらんめぇ調になる
喋りが記憶に残っている。
「レディス4」降板以降、テレビに全く
出なくなてしまい、「レディス4」も
高崎降板以降はつまらなくなってしまい、
すっかり観なくなってしまった。
コサキンラジオでネタにされるのを聞く度
今何やってるのだろうと思ったものだが、
もう80歳になっていたとは…
社会派小説を数多く発表してきた大家。
「白い巨塔」「不毛地帯」「大地の子」と
スケールの大きい骨太の作品が多く、
これらの作品を本当に女性が書いたのかと
昔は驚いたものだった。
ただ一部では盗作疑惑や、フィクションか
事実かなどと、様々な議論を生む作家でも
あった。
この人の作品は、司馬遼太郎ばりに
長編なものが多く、暇なときでないと
読めないのが難点。
ただその内容から映画化すると比較的
面白いものになり、「華麗なる一族」と
「女系家族」は私も好きな映画である。
突然の訃報に本当に驚いた。
それも高速での事故死という最期…
私が中学生だった頃、「エンタの神様」
というお笑い番組が当たり、多くの芸人が
登場しては売れていくという時代だった。
スケバン恐子という出で立ちで登場した
彼もまた人気を博した。
その頃から懐古厨の天邪鬼だった私は、
彼の何が面白いのかわからなかった…
ただ私が学生時代だった頃に流行った人が
こうして亡くなってしまうと、何とも
やるせない気持ちになってしまう。
この人の作品には、本当お世話になった。
作詞された「手のひらに太陽を」は
よく歌ったし、何より「アンパンマン」で
私は育ってきた子供なので、本当に
感謝の思いでいっぱいである。
晩年は新藤兼人ばりに「死ぬ」とよく
口走っていたが、94歳という年齢まで
生きただけでもすごいことである。
この人は急逝という感じが強くした。
ついこの間までNHKアーカイブスに出演して
懐かしい番組について語っていたのを
観かけただけに…
それまで誰も目をつけなかった広告を
批評するという新しいジャンルを開拓。
鋭い指摘にユーモラスな表現と文体。
こうした才能を、晩年は左傾化に活かして
老害化してしまったことで晩節を汚して
しまった感は否めない…
打撃の神様もついに旅立った。
伝説の選手、赤バットの川上哲治。
選手としては史上初の2000本安打。
監督としては日本一に9度も輝いた。
選手としても、監督としても一時代を
築けたというのは本当にすごい。
軍隊時代に丹波哲郎をイジメたとか、
監督時代の湯口事件などと人柄と評判は
最悪であったが…
赤バットの川上、青バットの大下、
物干し竿バットの藤村…みんな故人と
なってしまった。
戦前から活躍していた野球選手も、
これで全滅かもしれない。
改めて、今年亡くなられた方々の
ご冥福を祈る。