先日、能登半島地震で基礎ごと沈下した住宅の復旧工事現場(気勝平町)を視察してきました。

 

私の初めて見る工事で、施工会社の代表者がいたので、復旧工事のあれこれについて聞いてきました。

 

 

 

 

内外壁を外さないで、基礎ごとジャッキアップする工法です。

 

全面の駐車場から基礎下部を人力掘削して、基礎を支持するコンクリート塊を支持地盤まで油圧ジャッキで挿入し、そのまま基礎ごと持ち上げる工法でした。

 

 

平面図を参考に床下に潜っての作業は大変です。

私が見に行ったお宅の基礎杭設置箇所は19箇所。

工期は約1ヵ月、工事費は約500万円とのことでした。

 

 

輪島市内では住宅が基礎ごと沈下した建物が多く、ぜひ参考になればと話を聞いてきました。

 

施工会社の代表は能登町の方で、すでに輪島市内で3ヵ所の施工実績がありました。

 

 

内外壁を外して行うこれまでの工法より、工事金額が格段に安くなり、工事には補助金も出るので個人負担は少ないとのことでした。

 

 

建設場所や土質によって工事費は前後するとのこと。

 

同様の住宅被害が出ている方は、一度見積もりをしてもらえばどうでしょうか。

 

 

沈下修正工事

 ハナミ工業 (代表 波並さん)

  090-3768-6474

 

 

 

 

 

台風10号の進路が気になります。

週末には能登半島を直撃しそうな予報で、解体予定の建物に強風だと二次被害の出る恐れがあります。

 

解体業者の方も台風に備えた対策が必要です。

また、在宅の方も早めに台風に備えた対策を取りましょう。