昨日は、1月1日から孤立した同じ町内の親子を、半年ぶりに輪島へ連れて行きました。

 

1月12日に辰口温泉へ行ってから、初めて日帰りでの帰郷でした。

 

里山海道を通るのも初めてで、その被害状況を見て驚いていました。

のと三井ICを降りて市街地へ向かいましたが、道中の被害状況を見ても驚きばかりでした。

 

 

 

 

市街地でも倒壊した家屋を見て「街中もひどいんやね~」を連発。

市街地を回りながら輪島郵便局と金融機関へ。

 

所用を済ませて滝又へ寄りましたが、孤立した道路や山腹崩壊した状況を見てどう思ったでしょうか。

この親子の家も全壊判定で、もう住み続けることはできません。

 

家に寄ろうかと言うと、「見ると涙が出るので行きたくない」とのこと。

三井町を経由してそのまま辰口温泉へ送り届けてきました。

 

 

二次避難先の宿泊施設には同地区から避難している方が残り13名に減っており、まだ避難以来一度も輪島へ帰っていない方もいます。

車を持たない方は誰かの送迎がないと帰郷できません。

 

今週末には、台湾仏教慈善団体が見舞金を支給しますが、滞在している皆さんは代理の人に委任せざるを得ません。

 

 

集落は高齢化が進んでいて、仮に仮設住宅に入るとしても交通弱者や買い物難民が多くなることでしょう。

 

仮設住宅であろうと、皆さんは一日も早く輪島に帰りたいと言っています。

 

入居予定を知らせてあげることも被災者の気持ちに寄り添うことになります。

このままでは見捨てられているのかと不安感が増すばかりで、何らかの対応が求められています。