今時のアメリカ大学の寮 | アメリカ片田舎の毎日

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皆さんの知っているアメリカとは全く離れたところで生活しています。こんなこともアメリカでは起きるのです。



うちの大学は来週月曜から新学期。昨日(8月16日)から寮に入寮出来るようです。

先日うちの大学で一番新しい寮に行ったのでご紹介します。






昨年出来たばかりの寮。これで2年目。






私が大学に勤め始めた頃は誰でも寮に入れたのだけど、今は安全のために完全管理。カードないと入れない。そしてまず受付がある。たいていアルバイトの大学生が、監視してます。







最初に行ったのは典型的な寮のへや。一室2名です。友達とかを指定できるけど、指定なしでルームメイトになり親友になるってケースもある。(息子と親友がその例。お互いに母親がアジア人で、ハーフなりの苦労とか、何かと共通点があったのが良かったみたい)






ベッドの反対側はクローゼットね。これだけではとても場所が足りないだろうな。

左端にチラッと見えますが、机が1人1つずつあります。一応大学は学問の場所ですから。






典型的な寮の部屋にはシャワー室やトイレがないので、このような共用のを使うことになります。

ここの寮は男女が同じフロアで、こちら側が女子、こちら側が男子、と分かれてるみたい。息子のいた寮はフロアごとに男子、女子が分かれてた。もちろんシャワー室やトイレは男女別々。息子は男子だから私は全然気にならなかったけど、女の子を持った友達はとても気になったみたい。でも結構子供達はしっかり自己管理してると思うけどね。もちろん、彼、彼女を自室に連れてくるのは建前では禁止だけど、厳しく管理はされてないと思う。


こちらはアパート形式になった、最近流行りの寮の部屋。







簡単なキッチンと







居間があります。これは見学者に見せるモデルルームだから撮影オーケー。写真にあるのは全てモデルルームか、共通の空間で写真可です。


部屋には2つ寝室があり






それぞれの生徒が個室を持てるようになってる。ただこのような部屋に入れるのは2年生から。1年生のうちは最初のような部屋らしい。


アパート形式には専用のシャワー室、トイレも。










なぜか大きな鏡のある洗面台も。


普通のアパートに似てるけど、寮に入る利点はトイレ、台所は寮が定期的にお掃除してくれること。大学側としては、一年近く大学生に任せておくと、大変な汚れになり床や台所の家電をやり替えることになるので、お掃除した方が安い。



この寮にはやたらと誰でも使える空間があります。











自習室や







会議室もある。これは大学が夏休みの間に行う様々な研修会などで使うらしいけど










夏休みの間は一箇所の寮を除き、全ての寮が特別な研修会の参加者が泊まるホテル代わりになります。実はこのような収入もかなりあるようです。





初めて親元を離れ、全て順調に行くわけではありません。悩みの相談は迷わずこちらに…という表示もあちこちありました。大学の大きなクリニックでも精神科が一番大きいんです。何かとストレスの多い大学時代。自分一人で苦しまず、助けを求めて欲しいです。


やっぱり新しい寮は綺麗ね。うちの大学は1年生の間は、親元から通うか、寮、あるいはフラタニティー・ソロリティから通うかしなくてはいけない規定。

寮に入って新しい友達を作るのも悪くないと思う。


寮の隣には素敵な「庭」がありました。







毎週テレビで家庭菜園や庭の樹木、花の管理を教える番組を教授達がやってるのだけど、その一環みたい。
















無造作に植わってるようでとても良く管理出来てる。夏が乾燥しやすいこの地にあった植物ばかりみたい。

誰かこんな庭をうちにも作ってくれ〜〜



今日も構内に出ると、子供が入寮するのを誇らしげに手伝ってる保護者が沢山いました。やっぱり子供の成長の節目になるからね。とても大切な出来事でしょう。

子供を手放す保護の皆さんも、初めて親元を離れる新大学生さん達も、素晴らしい一年を迎えられますように♡♡♡