従業員が「やっぱり 営業を強化するしかないですよね」
営業強化 それは十年前に一蹴されたアイデアだった
その当時 野村のアイデアを一蹴したその社員からの
言葉だった
野村の気持ちが社員の気持ちを動かしたのだ
さらに
現状維持を主張した社員は
「何かないんだろうか…」
前を向き始めた
そして社員たちは自主的に各家庭に時刻表と路線図を配る
準備を始めた
かつて どこの路線バスもやったことのない
日本初のアイデアだった
実行に移せば新しい顧客に効果がある
野村はそう確信した
しかし
「チラシは白樺通19条停留所の周辺だけに配ります」
と社員
せっかくのアイデアだったが
配布するのはひとつの停留所 その周辺だけ
社員にまだ 営業に対する拒絶感が残っていたのだ
それは 野村の想像の10分の1の範囲
はるかに小さい規模だったのだが
「わかりました やってみましょう」
社員みずから出した提案に賭けてみることにした
そしていよいよ 十勝バス 初めての営業作戦が
始まった
むろん社員たちにとって初めての経験
緊張と気恥かしさでポストに投函するだけでも
勇気が必要だった
しかし初めての営業で得たものは 笑顔だった
嫌な顔をする住人は一人もいなかった
逆にいろいろ質問されることのほうが多かった
そして数日後
バスの運転手が
「社長 最近何かありましたっけ
いつもなら素通りする停留所にお客さんがいるんですよ
1人とか2人ですけどね」
「どこの停留所ですか」
「白樺通19条です」
それはまさに 社員自らの足で営業した停留所だった
これをきっかけに社員たちから様々なアイデアが
出るようになった
通院や買い物をするお客さんのために
目的別の路線図を作り
定期を利用する乗客のために土日乗り放題の
サービスを始めた
それらはみな 利用者の立場で考えたもの
乗客にとって新しく魅力的なバスの利用法が生まれたのだ
「これからはみなさんのことを愛します」
社員を愛すると決めてから6年あまり
いつしか 利用者を愛することにつながっていた
そして十勝バスの乗客は年々増加していった
十勝バスを取り巻く環境が少しづつ変わっていく
自分たちは必要とされている
その誇りが 社員一人ひとりを支えていた
そして野村が入社してから13年目の2011年
ついに十勝バスは40年ぶりの増収に転じたのだ
地方の路線バスの増収は実に全国初の快挙だった
さらに2014年2月 十勝バスの奮闘ぶりが
ミュージカルになり地元帯広で上映された
十勝バスの快挙は地元の人々が元気と誇りを取り戻す
大きなきっかけとなったのだ
この後
野村さんのコメント
『歯を食いしばってやってない人はいないんですよね
みんな一生懸命やってるんです
現状を維持したいと思って 歯を食いしばって
やっているんです
そうではなくて
チャレンジすることに歯を食いしばって望むことができれば
いわゆる みなさん言っているような
奇跡みたいなことが起こせるんじゃないかと思っています』
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チャレンジかぁー
チャレンジは 勇気いりますよね
しかし 倒産しかけの十勝バスを救ったのは
やっぱ野村さんでしょうね。
まず 立て直そうとする決意から始まって
そのあと いろんな試行錯誤を繰り返したけど
やっぱ 会社で共に働く社員との絆
それを深めたことで
社員皆が どうすれば立て直せるのか…って
一丸となったから 起こった奇跡なのかなぁって思います(*^-^*)
こんな話聞けば どんなことだって
なんとかなるって思っちゃいますよねー
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