さて、おっぱいが出ないと気づいて慌てた自分がしたこととは?

そのことについて。

 

手遅れという言葉に動揺したけど

まず、産後5日経ってました。

これって一般的に考えると、「手遅れ」と言われることもあるようです。

手遅れって言葉怖くないですか?

話は少し逸れるけど、手遅れとか、もう時間は(信用は)取り戻せないとか

そういう類の言葉が本当に怖い。

 

そんなネットに溢れる情報に動揺しながらも

(母親を強気に責めるような記述もあり)

 

私が希望を捨てずに頑張れたのは、友達の経験談でした。

(あと、助産師さんに「奇跡を起こせる人」と言われて、その気になった)

 

友達は産後体調が悪くカンガルーケアはできず

入院中も初めの頃は母乳をあげられなかったそうです。

 

それで3日目からおっぱいをくわえさせ始めて

5日目に初めて出た母乳が4mLだったそうです。

 

彼女は産後、手術をして母乳があげられない時期もありましたが

また再開した後は、ミルク不要なくらいたくさんおっぱいが出ていた。

 

可能性はいくらでもあるんじゃないかな。

 

私はこれを聞いて、自分も可能性はあるって勇気づけられました。

 

もし出産後、何らかの理由で母乳育児がスタートできなかったという人も

母乳を子どもに飲ませたいという気持ちがある人には

諦めないでトライしていってほしいと思います。

 

生まれた日を0日と数えて

5日目に私は母乳が出ました。

手遅れだと思って諦めなくてよかった

という想いがあるので、ここに書きます。

 

母乳育児が正解ではない

でも後々書きたいと思っているのですが

母乳育児が全てでないということ。

母乳育児にこだわらなくていいということ。

もっともっと大事なことは

いっぱいあると思います。

決めるのはお母さん自身。

 

自分の心が、母乳をあげたいと思っているならできることをやってみたらいい。

「〜べき」もない。

正解もない。不正解もない。

そして誰に何も言われる筋合いはないと思いますよ。

 

だから決めるのは、全部自分。

 

それがわかった上で、「じゃあ、あなたはどうしたい?」ということ。

 

私がしたこと

私がしたことは

・おっぱいマッサージ

・赤ちゃんを抱く・タッチする

・念を送る

・気持ちを整理する

 

でした。私に一番必要だったのは赤ちゃんを抱っこしたりタッチしながら

「気持ちを整理する」だった気がします。

 

母乳をあげている自分に違和感があった

まず5日目まで。私は母乳をあげている自分にすごく違和感があった。

目の前の赤ん坊は、確かに自分から出てきた小さな人間で

すごく可愛いのだけど

「自分が母親で、この子が子ども」という関係性にしっくりきていなかった。

 

なんかわからないけど

宇宙からすごく大事な来客があって

そのお客さまには手厚いお世話が必要で

そしてこのお客さまは何処へも帰らず

どうやら、ずっと私を頼りに生きていくらしい

 

という事実に驚いていた。

どこかに帰られちゃ、すごく困るんだけどね。笑

 

ゆっくり親になればいい

余談だけど、その後、2ヶ月くらいまでは、なんかよくわからなかった。

 

「この子は死んでしまうかもしれない」と思って

毎日緊張していたし。

 

数ヶ月間は、夢に出てくる赤ん坊も

特定のだれかというより「赤ちゃん」って感じだった。

 

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でもある日の夢で「福ちゃん」が出て来て。

夢から覚めたあと

「福ちゃんは無意識のレベルで、本当に私たちの家族になったんだ」

と実感しました。

その前までももちろんずっと家族だったんだけどね。

でもあの日、夢の中で確かに息子は特別な存在で

そして自分と一緒にいるのが当たり前すぎるほど当たり前の

登場人物「福ちゃん」だった。

 そうやって、私はゆっくりゆっくり母親になりました。

現在進行形です。

 

今でも息子を見て不思議な気持ちになることあります。

ただ、目の前の人間は自分とは違う人間であること。

そして、死ぬまで親子、どころか

いつか死んでも私たちはずっと親子

 

不思議だなって思いながら

親になった喜び(不安も含むよ)を実感している毎日です。

 

家族になれて、良かった。