『悲劇的序曲』
という曲をご存知だろうか。
では、
『大学祝典序曲』は?
『悲劇的序曲』は知らなくても、『大学祝典序曲』という曲の旋律部分は、「どこかで聞いた事があるかも…』という方も多いと思う。
♪我が行く道ははるけき彼方…♪
の出だしで知られる『学生歌』は、『大学祝典序曲』を構成する一旋律である。
この2つは、どちらもブラームスの作品。
先日、この2つの曲にまつわる興味深い話を知った。
実はこの2つは双子の楽曲、なのである。
悲壮感漂う『悲劇的序曲』と、
明るく溌剌とした『大学祝典序曲』。
真逆の性格の2つの曲は、ほぼ同時期に世に送り出された。
ブラームス曰く
「一つは泣き、一つは笑う」。
『笑う』楽曲の『大学祝典序曲』(こっちが先に出た)に対して、一つの事象に対し対照的な要素を志向するブラームスは、『泣く』楽曲も作ろう!と考えたらしい。
『悲劇的序曲』は、とある演奏会の演目で、その時にこのエピソードを知った。
双子の楽曲、ね。
ここに来てこのエピソードを知ったのも、なにかの導きであろうか。