彼女は、愛し抜いた。
以下は、2016年4月の投稿抜粋。
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「必ず帰って来るから待っていて」
そう言って、ペール・ギュントは旅に出た
愛するソルヴェイグを残して
魔王の追っ手から逃れるために
世界中を旅するペール
ソルヴェイグを置いて
何年も何年も
森の小屋で
ペールの帰りを一人待つソルヴェイグ
築いた財産も何もかも失って、ペールは思い出す
自分の帰りを待つ、愛する女性の事を
やっとの思いでソルヴェイグの元に帰ったペール
森の小屋にはソルヴェイグ
ペールの帰りを信じて待っていた
そして
白髪の彼女にいだかれペールは、息絶えた
ペールは、幸せだったろう
では、ソルヴェイグは?
一途に愛する事を貫いた
信じる事を貫いたソルヴェイグ
彼女もまた、幸せだったろう
昔は、わからなかった
何故、待てるのか
寂しくはなかったのか
不安にはならなかったのか
腹はたたなかったのか
でも
今は
なんとなくだけど、わかるような気が、する
愛する人を、生涯かけて愛し抜いたこと
彼女は、幸せだったのだ
彼をこころから愛していた
その一点に於いて
彼女は幸せだったのだ
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そして私もまた、幸せで在る、のだ。