手の中からするすると


凧の糸がほどけていく


私が糸を握りしめてた凧


風に任せて翔んでおいき




自由にさせてた


つもりだった


あの人


私が糸を握ってた


何処まで糸が伸びたとしても


やっぱり『凧』だった




糸の最後の端が手を離れ


凧は空高く舞い上がり


白い一羽の鳥になる


何処まで飛んで行ってもいいよ


見守る視線からも


消えていいんだよ






ようやく視界からいなくなった  と一息ついた時


足元を見たら  何食わぬ顔で








『え?ずっと居ましたけど。何か?』








…だったりして(^-^)