こども(青虫)と
おとな(蝶)との間に存在する
『さなぎ』
その薄い皮膚の下で起こっているのは
『破壊』
と
『再生』
その薄い皮膚の下で青虫は
自らを溶かす
ドロリとした、かつて青虫と呼ばれし物体は
予め決めてあった設計図に従って
再配置を行うのだ
あるべきおとなのすがたになる為に
何も恐れず考えず必要とも思わず
ただ自然に委ねて
その身を溶かす
一度自分を破壊し尽くしたその後に現れるのは
美しい
『蝶』
新しい『自分』が生まれるために
一度私は自らを
ドロドロに溶かす必要があったのだろう
私は、蝶になれただろうか