27歳にしてピアノを始めた。


もちろん独学。

子供の頃に習っていたわけでもない。


「ねこふんじゃった」すら

弾けないレベルからのスタートである。



そもそも私は子供の頃から

「ピアノ弾けたらかっこいいな〜」って思ってた。


でも習う機会もなく大人になり、

気付けば27歳。



しかも私はかなり不器用人間。


どう考えても続かない。

どう考えても弾けるようにならない。


そんな未来しか見えなかったので、

ずっと買えずにいた。


だって安くないし。



買って数回触って終わったら、

ただのでかいインテリアである。



しかしある日、勢いで買った。






自分でもびっくりした。


「続かなかったらどうしよう」よりも


「今買わなかったら一生弾けない人生じゃん」

が勝った。



そして今。


仕事から帰宅したら毎日練習している。


偉い。


自分で言う。


偉い。



ただし、現実は厳しい。


右手だけならなんとかなる。


左手だけならなんとかなる。


じゃあ両手で弾いてみよう。


…何これ?


右手につられて左手が暴走する。


左手につられて右手が迷子になる。


脳みそが「そんな機能搭載してません」って


行ってる気がする。


ピアノを弾ける人は

全員超人だったんだね。



でもせっかく買ったんだから

無駄にはしたくない。


とりあえず

「一曲だけでも弾けるようになる!」と

宣言したところ、

夫から帰ってきた言葉は、


「一曲じゃもったいないだろ」


だった。


ごもっともである。




確かにピアノ本体の値段を考えたら、

一曲で引退するには高級すぎる趣味。



ということで、まずは一曲。


そしてできれば二曲、三曲。


最終的には好きなアニソンやJ-Popを

弾けるようになりたい。



今は両手で弾くだけで

脳が悲鳴を上げているけど、

未来の私に期待しておこうと思う。