Mighty Poplarの昨年のセルフタイトルアルバムの後半です。

ブルーグラス音楽の本質は、その瞬間にコミットしたときに何が起こるか

ということだそうです。

この自発性の精神は、ウォッチハウスのアンドリュー・マーリン、パンチ

・ブラザーズのノーム・ピケルニーとクリス・エルドリッジ、ベーシスト

のグレッグ・ギャリソン(レフトオーバー・サーモン)、フィドル奏者のア

レックス・ハーグリーヴス(ビリー・ストリングス)をフィーチャーしたこ

の新しいオールスター・ルーツ・プロジェクト、マイティ・ポプラのアル

バムに常に存在しています。

ブルーグラスやフォークの名曲、カーター・ファミリーさんからレナード

・コーエンまでのディープな曲を含む10曲を通して、5人組は旧友同士の

深夜のジャムの激しく遊び心のあるエネルギーを捉えています。

彼らは同世代で最も優れたブルーグラスの演奏家たちと見なされており、

演奏は決して派手ではなく、常に曲に奉仕しています。

ディランの「North Country Blues」とマーサ・スキャンランの「Up on

 the Divide」を丁寧にリメイクした曲が、フィドル・チューン「Grey 

Eagle」の轟音のパスの隣に心地よく収まっています。

アメリカのアコースティック・ミュージックをプログレッシブな方向に押

し上げたことで知られるマイティ・ポプラのメンバーは、自分たちのルー

ツに立ち返り、自分たちが大切にしている音楽を称えるために、正真正銘

のブルーグラス・レコードを作りたいと考えていました。

ナッシュビル郊外の森のスタジオでバンドが膝と膝を突き合わせて座って

レコーディングしたこの作品は、コンテンポラリー・ブルーグラスのスム

ーズな制作スタイルを避け、彼らが最も大切にしているクラシック・ブル

ーグラスのレコーディングの方法と精神を採用しました。

これはブルーグラス音楽の頂点であり、並外れたケミストリーを持つプレ

イヤーたちによって考え抜かれて作り上げられています。

ちなみにこのアルバムは、昨年のグラミーのベストブルーグラスアルバム

にノミネートされていました。