Tim Brickの昨年のアルバム「Homegrown Remedy」の後半の7曲から
5曲聴きました。
今の時代になかなかお耳にかかれない、素朴でなんの変哲もない、1970
年代くらいからある心地よい昔ながらのカントリーロック、といった感
じなのかもですが、今時これだけカントリーぽければ、立派に”ピュアな
トラディショナルカントリー”といっても決しておかしくはないかな、と
いう気がして、なかなかいいです、イージーリスニングみたいに聴き易い
ですし。
が、さすがに後半に来て2曲省略しました。
彼のディスコグラフィーですが、2009年にデモ、2011年、2017年にフ
ルアルバム、2013年にEP、そして昨年このアルバムと出しています。
受賞歴は、2013年と2014年にICoMA(インディペンデント・カントリ
ー・ミュージック・アソシエーション)の「最優秀カントリー男性アーテ
ィスト」にノミネート。
2017年タミー賞の「ベスト・カントリー・アルバム」受賞。
2019年ニューイングランド音楽賞「州最優秀賞」ノミネートとあります。
音楽経験を深めたいと考えたティムは、2015年1月にテキサス州オーステ
ィンに拠点を移し、テキサス中央部のクラブで演奏し、まったく新しい聴
衆に彼のカントリーのブランドを紹介しました。
この露出が、2015年のブランコ川洪水フェスティバルであのハル・ケッ
チャムの前座を務める機会につながりました。
さらに、グラミー賞受賞アーティスト、ダン・ティミンスキーのバーモン
ト・ステート・フェアの前座を務める機会が2017年に訪れました。
それ以来、ティムはグリーン・マウンテン・ホームのルーツに戻り、オリ
ジナル音楽のリリースと演奏を続けています。
この最新作では、才能あるソングライターとしての彼のスキルが存分に発
揮されています。