外国からの赴任で

日本で暮らしているご家族に
赤ちゃんが生まれて、
そのママと赤ちゃん(とお姉ちゃん)の
産後ケアとサポートに通っています。
 
 
 
もうすぐ生後2か月になる赤ちゃん。
日に日にふっくらとしてきて
首もしっかりしてきて、
こちらを見て笑ったり
喃語でお話ししたり、
本当にかわいくて
お世話に通うのがたのしい毎日です。
 
そして、ママも
日に日に落ち着いて
自信と喜びを持って
子育てしている様子が見られ
頼もしいなぁと嬉しくなります。
 
 
 
上のお姉ちゃんが生まれた時には
故郷からお母さんが
手伝いに来てくれたのですが、
今回は来られないとのことで
ママは
とっても心細い思いをされていました。
 
また、
ママは日本語があまり得意でないこともあり
いろいろな不安がありました。
 
 
そこで、サポートを要請されたわけですが、
サポートに通ってみて
わたし自身、
産後のケア・サポートの重要さを
思いきり感じています。
 
 
誰かがそばにいてくれること。
違う視点で見てくれるひとがいること。
褒めて労ってもらうこと。
気持ちに寄り添って
大丈夫だよって言ってもらえること。
そうやってママが安心できること。
 
ママにとっても赤ちゃんにとっても
大きな大きなことだと感じます。
 
 
 
そんな産後のサポートの中で
見つけたことを
書いてみたいと思います。
 
 
 
***
 
 
 
上に3歳のお姉ちゃんがいて、
お姉ちゃんのお世話や
心のケアも大切にしたいという
ママの思いもあって、
幼稚園に出かける時間と
帰ってくる時間を中心にして
サポートの体制を組んでいるのですが
 
そうして
幼稚園バスまでの送り迎えや
お風呂の時間など
ママがお姉ちゃんのことをしている間は、
赤ちゃんを抱っこして
(眠っていればそのそばにいて)
一緒に待っていることになります。
 
 
赤ちゃんには
赤ちゃんなりの我慢する力があって、
でも、我慢できなくなる瞬間もあって、
抱っこしていると
その気持ちの波のようなものが
よくわかります。
 
生まれて間もないにも関わらず
頑張ろうとする様子は
本当に健気です。
 
 
 
ある日
園バスのお迎えの時間に
赤ちゃんがぐずって泣いていました。
 
眠たいのか
おっぱいが欲しいのか、

抱っこしているとしきりに
おっぱいを探すような仕草をして
「この人、ママじゃないよー!」
とでも言いたいように泣いて、
少し泣くと、うとうとしかけて…
というのを繰り返していました。
 
 
残念、ママじゃなかったねぇ。
もうすぐ帰ってくるからね。
一緒に待っていようね。
 
などと話しかけながら
抱っこしていましたが、
その日はバスが遅れているのか
なかなか戻ってきません。
 
赤ちゃんは、もう限界!と
激しく泣き始めました。
 
 
よしよし、と抱きとめながら
ふと、赤ちゃんの背中を
とんとんとん  とんとんとん
とんとんとんとんとんとんとん
と三三七拍子のリズムで
トントンしてみました。
 
 
すると
赤ちゃんが、すーっと落ち着いて
スヤスヤ眠り始めたのです!
 
 
あらら不思議〜
と思った次の瞬間、
あ!そういうことか!
と分かりました。
 
 
三三七拍子は、
いつもママが赤ちゃんをあやす時や
寝かしつけるときに
 
fu fu fu    fu fu fu 
fu fu fu fu fu fu fu 
 
とハミングのような感じで
低くて優しい声で歌っていて、
またそのリズムに合わせて
抱っこで揺らしたり
背中をトントンしてあげたりしている
言わばママのリズムなのでした。
 
 
 
なんだか
わたしは感動してしまいました。
 
 
これはもちろん三三七拍子が
いいリズムなわけではなくて、
ママのリズムが
赤ちゃんにとって
一番安心できるリズムなのだ
ということなのですから、
 
たとえそれがどんなリズムであっても
きっとママのリズムが一番なのです。
 
だから
ママが赤ちゃんのためにしてくれることが
赤ちゃんにとって一番!
ということの証拠のように思えたのです。
 
 
 
赤ちゃんにとって
ママが一番!
 
それはママにとっても
とても勇気の湧くことです。
 
 
 
すっかり嬉しくなったわたしは、
戻ってきたママに
このエピソードを話しました。
 
ママはとても喜んで、
赤ちゃんを愛おしそうに抱き寄せて
顔を覗き込みました。
 
すると
おっぱいをのんでいた赤ちゃんも、
ママを見て
ニコニコーっと笑ったのです。
 
 
 
子育てって きっと
こんなことで
上手くいってしまうのではないかと
感じました。
 
 
 
ママのことが大好きな赤ちゃんと
赤ちゃんのことが大好きなママの
その思いが結び合っていれば
大丈夫!
 
いささか大雑把ではありますが
そんな気がします。
 
 
 
でも、
子育てには心配もつきもので、
特に赤ちゃんが小さい頃
産後間もない頃は
ママの気持ちも不安でいっぱいになりやすくて、
 
ホントは、こんな風に
上手くいっている証拠は
たくさんあるはずなのに、
それを見逃してしまうことも
多いかもしれません。
 
 
 
 
抱っこ法は
そんな上手くいっている証を
見つけるヒントや
もっと大好きを伝え合えるようになるには
どうしたらいいかを
たくさんお伝えしていますので、
ぜひ、講座やセッションを
受けてみてほしいなぁと思います。
 
本もたくさん出ていますので、
チェックしてみてくださいね。
 
 
*日本抱っこ法協会ホームページ
 
*日本抱っこ法協会 Facebookページ
 
*抱っこ法の本の紹介のページ
 
 
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